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283 パワレベするものされるもの



 たつみお嬢さんに良くしてくれた裁縫クラブのお姉さま方は、中の人的に同世代だ。

 身近な女子が頑張り屋だと触発される。


 いったん家に戻ってはみたものの【これは負けてはいられないぞ】と、やる気が湧く。

 ダンジョン詣でをもう1本だ。


 ガチャに惨敗したから、その憂さ晴らしだろって?

 ソンナコトナイヨー。


 功績ポイント目当てで回したら、ノーマル排出といいつつアレは初回11連限定のご祝儀だったとか。いやいや、そんな。……オレは悲しい。



 まずは仲間集めにステータスを開く。


 【おけまる!】

 【りょ。工房はこれから閉めます】


 狙い打ちすれば、2つ返事の了承を得た。ぽちぽち文面を打ち返す。


「【それでは合流は、工房前で。迎えに行きます】…と」


 第一目標は『修祓』の試し打ち。

 初めて実戦で使う『修祓』の効きが今一つ悪かったとしても、対霊体魔物での『サンダー』は人権スキル。

 なので行くのはレイス狩りだ。

 

「えええー……、構いませんが。私って、お嬢さまの荷物にしかならないレベルですよ?

 いいんですか?

 そりゃモノ拾いくらいはしますけど」

 司城邸のお女中さん、今日の妙子さんは非番なのだ。

 春煌めく庭先で趣味のレース編みをしていたところをナンパした。

 彼女のパワレベが第二目標だ。



 【パワレベは正義】。

 それは学生冒険者が島民へレベルキャリーの押し売りをするクエスト名だ。


 押し売りといえば語弊があるが、まあ押し売りだ。

 もちろんクエストにおける学生側への報酬は、拾得物以外の金銭報酬はない。そこは安心して欲しい。

 しかし実際には【冒険者学科の生徒らしい行動を通して、島民の皆さまからの評価を得た】ことで、功績ポイントと学業ポイントの両方をゲット出来る欲張りセットになっている。ぷまい。


 問題なのはキャリーされる側の心境となる。

 なにせ管理ダンジョンでも、ダンジョンはダンジョンだ。

 一歩間違えば危険なことでもあるわけで、親切が迷惑なこともある。


 休日は疲れた、寝ていたい……そんな一般人相手だと、この種のクエストは途端にありがた迷惑になる代物だ。

 誘った相手側への信頼や好感がないと、ハハハと笑って誤魔化されてしまう。


 云わば【一緒に海釣りしようぜ!】、【バイクで峠を攻めようぜ!】と気軽に誘われてしまうようなものだ。

 好きな人は大好きでも、迷惑な人にはウザい種類の誘いを想像してもらえば分かりやすい。押し売りと言わずなんと言えよう。


 妙子さんにしてみれば、たつみお嬢さんは妹のように可愛がっている主家のお嬢さんだ。

 その子が、褒めて褒めてと自慢気に『サンダー』を覚えたからと【妙子さんと御一緒したいわ】と甘えてきて、ようやく仕方ないなあとOKが出るくらい。

 日頃のコミュは大事なのだ。


 なのでもう少し気を使う。妙子さんがダンジョン通いにストレスを覚えないように、同性の艶子さんと月子ちゃんに頼み出馬願った。

 次回の誘いを断られたら嫌なので!


 女子大生の艶子さんは安心安定の保護者枠。

 年少の月子ちゃんは一般人枠だ。

 同じくレベルキャリーの対象で、妙子さん的には自分の仲間がいるという心強さになるだろう。そんな目論見だ。


 …………余談だけど、なんかこの時代の女の人って、子のつく名前がやたら多いな。流行りなの?




 そんなんで行ってきた。帰宅途中の寄り道だ。


「うふふ、ワガママ聞いてくれてありがとね艶ちゃん。これで『念動』が入れられるわあ」

「今日初めてアクセサリで試したけれど、良かったわよねアレ。

 長い手が増えるようなものだもの。

 汚いものや熱いものを触れなくていいようになるのも、嬉しいわ」

「私のお勧めは断然、『カット』ね!

 一度使うと手放せないわよー?

 みじん切りとか、毎日の料理が楽になるんだから!」

「自分へのご褒美も大事じゃありませんか?

 私は『美肌』や『美髪』が気になります」

「やだ、素直!」

「やっぱりそうよねっ!」


《奥さまたちは魔女なのです?》

《めっちゃ盛り上がってんな》

《わかる。ひとつだけスキルを得られるなら……って、考えるの脳汁出る》

《一般人の奥さんらの勢いに、姫さまが借りてきた猫になってらww》

《にゃーん》


 予定では妙子さん、艶子さん、月子ちゃん、たつみお嬢さんで4人パーティだったのに、なんでか総勢9人の集団になった。


 追加の5人は、艶子さんの工房近所の奥さまたちだ。


 ピックアップに訪れた、艶子さんの工房前。

 焼き菓子のバニラの香りがまだ残る道端で、お喋りに興じていたご近所の奥さんたちに挨拶したらあれよあれよ。パーティINが起きたのだ。

 こんなこともあるんだなあ。


 艶子さんの中の人は横浜育ち。根っからの浜っ子だ。

 都会暮しの男ってあまり近所付き合いに馴染みがないって妙なイメージあったけど、田舎者の偏見だったな。

 艶子さん、めっちゃ島の奥さんたちと馴染んでおる。


 【あら、艶ちゃん。ダンジョンに行くの?】

 【いいわねぇ。レベルキャリーをするなら私、参加したいわ】


 と、そんな風にぐいぐいきたのだ。えっと、カモ葱なのかな?

 オレなんて妙子さんひとりを連れ出すのにも、それなり時間を掛けてたんだけど。おかしい。

 ううむ、負ける。これは艶子さんの人徳だ。




 レイスは野良で出会ったり、物理特化型パーティならばレベル30帯オーバーで揃えたい相手だ。

 しかし予め余裕を持って対策を練れるのが、管理ダンジョンの素晴らしさである。

 たつみお嬢さんはいざ知らず。オレにとってレイスのダンジョンは、実家のように慣れたもの。

 なめプというより、ここで特筆するようなアクシデントを起こす方が恥だ。


 精々、レベル一桁台の一般人を引き連れていたので、彼女たちが1日5レベルの壁を越えないように気を付けたぐらいである。


 そんな帰り道。寄り道したのは、ダンジョンタワー内の住宅地だ。

 一家の主の旦那さんは、冒険者だそう。立派なお宅だ。


《冒険者のお宅拝見!》

《ダンジョンから帰ったら若奥さんが家で料理作って待っていてくれるとか、ウラヤマシス》

《夢の城じゃん》

《広いお家は掃除するのが大変そう》

《そこは『洗浄』一択よ》

《お掃除ロボはいない時代だもんなあ》

《昭和舐めるな。コードレスじゃない掃除機ならもうある》


 新築家屋で、先ず目を引くのは大きなのっぽの振り子時計だ。

 実家からの持ち込みなのか、時計だけは古強者の貫禄がある。


 奥座敷には畳が見えるが、通された広いリビングは洋風だ。

 置かれているのは、一枚板のダイニングテーブル。

 その上には、手際よく新聞紙とビニール風呂敷が敷かれていく。


「お待たせっ、と!」

 ドン。と置かれたのは凍った肉の塊だ。


《でかっ》

《旦那さんなにもの?》

《そりゃーダンジョンタワーに一軒家を構えるくらいには稼いでるんでしょ》


 なんでも彼女の旦那さんが狩ってきたお肉で冷凍庫がパンパンなので、【お裾分けしたいから寄っていって】と誘われホイホイお邪魔したのだ。

 わあい、お肉!


「みんな、好きなだけ持っていって頂戴ね。

 まだまだ、あるのよ。

 ふう、レベルが上がるといいわね。大きなお肉を持つのも楽になるわあ」

「立派なお肉ねえ」

「私、『カット』しちゃいますよ」

「やだ、助かる!」


《どんな業務用冷凍庫のあるお宅なのww》

《冒険者の家らしいっちゃらしい》

《生ハムにしたくなるような、もも肉ですね!》

《素敵なリビングに塊肉の存在感よ》

《2人暮しじゃ食べきれないって、それはそう》

《一般人だと奥さんも大変だ》

《旦那さんったら、張り切りすぎ!》



 ここでひとつトリビアだ。

 昭和世界では島の住人が増えたり総体レベルが上がると、産業が発展する。

 島人の育成もゲームの柱コンテンツなのだ。



 住人コミュもガサツな男アバターならもっとガンガン行くんだがなー。


 たつみお嬢さんのようにうら若く、はにかみ屋のレディだと女社会でまかり通るのは難しいのかな。物怖じして大人しくなってしまう。


 いや、艶子さんが凄いのか。

 ぺちゃくちゃ話に混じりながらも手際よく、塊肉を見慣れたサイズに切り分けている。


「帰りにね。受付で調べてもらったら、今日だけでレベルが3つも上がったのよ」

「あらっ。米袋が軽くなりそう」

「嫌よね。お米の袋ってなんであんなに持ちにくいのかしら」

「お米やお醤油は届けてもらえるからまだいいわよ。うちなんて家族が多いから買い出しにいくのも大変で」

「ふふ、『体内倉庫』は便利ですよ。また、レベルキャリーに誘わせてください」

「あら、艶ちゃん。嬉しいわ!うちの宿六にサービスするよう言っておくわね!」

「宮城の実家から自慢の冬牡蠣が届いているのよ。お礼に後で届けるわ」


《しかし人材育成コンテンツに普通の主婦層もあったんだな…》

《ご近所を育てるRPG?》

《最強の町内会をつくれとな》

《そこまでしなくても親がスキルを便利に使ってれば、子どもも真似したくなるってことじゃん?》



「姫さま、『修祓』ってえげつないね?」

 保護者の艶子さんが巨大もも肉を前に奥さまたちと盛り上がっているので、手持ち無沙汰な月子ちゃんがすすすと寄ってくる。


 成熟した20、30代の女性のパワーに小娘どもは勝てんのだ。

 艶子さんと同世代で、島では一際垢抜けている妙子さんも、奥さまたちに捕まって肉談義に参加している。

 生け贄になんてしてないヨー?


 ……あの集団うち1人の中の人は、40がらみのオジさんなのに違和感なくておかしいよな?


「そうですわね。『修祓』は『サンダー』よりコストが軽くてお得でしたもの。

 特効スキルなだけ、ありましたわね。レイス狩りはこの先流行りそうですわ」

 『修祓』は豆撒きに積極的に参加していたプレイヤーだと、ほぼ全員に配布のスキルだ。


《確かにレイス狩りに行きたくなった》

《姫さまもそうだけどペペロンの店主もMP多いぞ。あの真似はムズそう》

《熟練者は難しいことをさも簡単そうにやるものだ。悪いこといわんから練習してからにしろ》

《『修祓』、難しいよな?》

《良かった、俺だけが不器用じゃない……》


 そして『修祓』の基礎MPは2。これは生活スキルに準じて軽い。なのに覚えたての初心者でも2、3発もぶち込めば呆気なく倒せてしまった。

 使える魔物を選ぶとはいえ、とてもお得だ。


 今回、妙子さんと奥さま方は『念動』をアクセサリで補って、安地から出ないで床に落ちた魔石拾いをお願いした。

 プレイヤー3人は『修祓』もしくは『サンダー』だ。


 この組み合わせだと、盾を使うまでもなく気楽に養殖をやれてしまう。

 飛び入り参加した奥さまたちもエスパー少女気分でキャッキャとしていた。体験してみたら『念動』が意外なほど楽しかったらしい。


「だよねー。でもレベル格差で【格上喰らい】の称号が簡単にもらえちゃうの、なんか解せない」

 月子ちゃんは憮然としている。

 もらえちゃったか。


 強敵相手に死線を潜らなくても、こればかりは巡り合わせだ。そういうこともある。


《あれだけ精緻なコントロールしてればそれはな》

《職人女子は器用なことする》

《安心しろ。普通は歯がたたないんやぞ》


 『修祓』は霊体魔物特効スキルだけあったかな。

 使えばゆで卵を糸で切ったような感覚だった。そして切れたところからモロリと崩れるあの魔力触りは独特だ。


 月子ちゃんと話しているうち、『修祓』に抱いた疑惑を思い出す。


 【もしかして生産職の『修祓』って、他の使い道があるのではなかろうか?】と、いうものだ。


 戦闘系スキルなのにイベントで全配布されるようなスキルは珍しくて怪しい。

 いらないスキルは基本、メモリを食うから入れないし、アクセサリも使うのも控えるものだ。

 オレだってスキル石を作る都合がなかったらもっとスキルは厳選していた。こんなに節操ない取り方はしない。


「月子さん。これは素朴な疑問ですけれど、魔道具素材の産業廃棄物の中には呪われているものがありますの?」


「あるよー」


《あるね》

《でなきゃ産廃じゃなくて再利用するし》

《魔物素材の変質はしゃあなし》

《まあ、【生体】金属だもん》


 あるのか。


「でしたら呪いのアイテムの処理に『修祓』は便利そうではありませんこと?

 今のうちに沢山練習しておくと、生まれる不幸が少ないかも、と。そんな予感が致しましたわ」

 力のある道具は使い続けるうちに変質することもあるとは知っている。

 良い例は地竜の杖だ。


 反対に職人の試行錯誤から呪われたアイテムになってしまった道具や素材たちもありそうだなと思ったら、やっぱりあるのか。

 野良ダンジョンの宝箱からも呪いのアイテムは出るもんな。

 オレは生産者としてはレシピ頼りな数打ち専門で、魔道具の深淵に手を伸ばすような創意工夫にチャレンジしてない。恥ずかしながらそちらの知識は専門外だ。


 力を入れている雫石の『加工』すら、スキルを使いこなしているとは到底言えない星1だもんよ。

 やっとこさ殻を破ったヒヨコレベルじゃ、試しにフォーマットから外してアレンジしてみようとか考えられない。死んでしまう。


《あっ、そうか!》

《そうだよ?》

《俺氏。むしろ戦闘で使う頭がなかったタイプ》

《←ワイも。なんで動くものに『修祓』できるん?》

《禿同。集中している間に避けられる》

《A.『ターゲット』》

《←ごめん。持ってる》

《借り工房が呪いのアイテムでごちゃってるから助かるわ》

《大家が泣くから掃除しろ》

《ハイ》

《素直か。エライぞ!》


「おあー……。そっか。『解呪』は前提スキルが重いもんね。呪いを解くには技術も知識もいるから、遠い道で。

 ………『修祓』のバラ撒きってさ。失敗作はそこら辺に捨てるなって運営に、釘をさされたってコト?」

 ちょい待て。

 呪いの品って、そこら辺に捨ててるの?!


「ゴミは分別はしませんの?」


「ええと、生体金属は基本、燃えないゴミの扱いかな。集荷後は纏めて地面に埋められる感じ。

 空き缶や空瓶くらいじゃないの。【現代】のゴミの分別って」

 ヒェッ。


《昭和さんは、おおらかだなあ》

《だから都市部は汚かったらしいぞ》

《←街はあれから綺麗になった。だけどリサイクルが叫ばれるようになってからは、粗大ゴミを山に捨てに行く困ったちゃんが増えた感がある》

《嫌な話だ》

《水玉がプラも食べてくれるからこの先は良くなるよ。きっと。ごみ処理施設も臭くないし》


「………あの。今、思い当たりましたけど昭和の御代は史跡に大きく残るような公害が取り沙汰にされていましたわよね?

 呪いは新型の公害に、なりますのかしら」

 被害が公に出るまでは、悪いことじゃなかったこともある。

 産廃の垂れ流しを規制する法律も、処理施設もないのなら……そりゃあ放置されているよ。昭和の闇だ。

 そして呪いの品を規制する法律って、まだなさそう。


《公害?》

《いや、そこまで呪いのアイテムも多くないだろ》

《あー》

《技術の進歩には、多くの試験が必要でして?》


「うわ、ありそう!

 GMなら私らが呪いの産廃放置したら喜んで鬱イベント起こしそう、怖っ。

 そっか、そうだよ。撹拌世界は『解呪』持っている金物屋さんが産廃を買い取ってくれていたよ!

 買い叩かれてるってこっそり不満だったけど、アレ、ありがたかったんだね!」

 月子ちゃんが頭を抱える。


 調子こいて産業を発展させて、足元見ないと罠に引っ掛けられるオチだな!


 ……ふむ。しかし呪いの公害、公害病ってあるとしたら、どうなるんだろ?

 想像つかない。つかないが。

 ゴミで海を埋め立てするなら殺人サメやゴジラの出現とか……クトゥルフ系の人体汚染はないといいなあ。


《おい、言われとるぞ》

《GMの負の信頼感よ》

《『修祓』は夏合わせでホラーイベントがくるものかと。それまでに訓練しておけよってことかと、てっきり》

《両方ありうる》

《ああ……。少し頑張れば取れる程度にバラ撒きされたもんね、今回の褒賞》

《うわーん!スタンプ集めに寄り道していて取りっぱぐれたー!》

《ホプさんとこはどうしてるの?》

《砕いて海に流しますが》

《生体金属は魔力に当たらないと風化しますし》

《ねえ、毒魚が東の海に多いのって……ひょっとする?》


 


 



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まさかの:毒魚繁盛の原因……?! 因果の巡りが効率良すぎる疑惑。さすGM?
ホプさん家も知らん間に環境問題起こってる… 毒魚濃縮されてゴジラ生まれてそう
これはホプさん達が自覚なく毒魚に餌をやってたことになるのでは…? デバフに弱いカナヅチ種族VS海の毒魚のボスとかマズイ事態になる前になんとかしないと((;OдO))
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