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211 ダンジョンドロップはままならない



 遭難4日目。日本ではまだ松の内の1月3日。甲殻世界では4月2日だ。

 野良ダンジョンからご機嫌よう。


 今年の爺さま家の正月の集まりは、きっとおそらくド修羅場だろう。

 しかし、界を越えた通信は【あけおめ】の公式コメが精一杯。

 わざと連絡をしないわけではないのだから、ご寛恕のほどを願いたい。


 家族会議でどんな結論が出てるんだろうな……。

 知るのが怖い。




 新年的な抱負としては、さしあたり通信施設を拡充していきたい。

 界流によるラグがあるので、直接電話をするのは技術的に難しいそうだ。

 しかし動画のやり取りならば、いずれ出来るようになるということ。

 まずはそこから目指していくことにする。



 でもその前のミッションで、現地通貨を稼ぐつもりだ。

 なので今日も元気に、野良ダンジョンに引き籠りを続けている。

 異世界日本人街な本拠地は幸が急ピッチで造ってくれているので、オレのグループは現地のお人とコミュっとく。


 これでオレたちが外交官なら丁々発止のやりとりもしなくちゃいけないんだろうが、こちらは一介の漂流者だ。

 猫を被りつつも誠実に、お互いの利益を探っていきたい。そしてどうせなら、重い毛皮を脱いでもいいくらいに仲良くなれたらという下心もアリアリだ。



 野良ダンジョンの進捗は、出入り口から順番に掃除しつつ脇芽を摘んでいき、作業としては折り返しとなる。

 こちらはお互いに慣れた作業でスムーズだ。これぐらい人間関係も順調ならよかったのに。


 洞窟タイプの野良ダンジョンは深く潜るうちに、魔物層の変化が見えた。


 オレ的に目新しいのは2リットルペットボトルほどの大きさの毒芋虫だ。黄色と黒と紫のボディが禍々としている。


 見ての通りの魔毒持ちの、警戒色でござい。

 通路の真ん中で、実に堂々と【あっしに触れると火傷をするぜ!】と気炎を上げている。


 それだけでも嫌なのに、聞けばコイツは魔石しか採れやしない。しかも時折ベリっと変態し、1メートルもある蝶に瞬間バージョンアップを遂げてくる。そちらも鱗粉マシマシで非常にキモイ。

 サナギはどうした?!

 魔物だからって順番は守れ!


「『猟銃』」

 パァンと射抜く。


 痺れ芋虫。痺れ毒蝶。こいつらもこちらの在来種かと思ったら、撹拌世界の西大陸にも居るってさ。

 情報を教えてくれやがったGMが、そこでニコッとしたから、蝗やネズミに次いで大氾濫を起こす素材なのかもだ。


 ………あったよな。北海道かどこかで、蛾が大量発生して集られる電柱とかのビジュアルに戦慄したリアルのニュース。

 ちょっとGM。うちのトウヒさんのかわゆいボディで、無邪気な邪悪さを醸さないでくれます?


 こういった如何ともしがたい野良ダンジョンは、所謂ハズレダンジョンに分類される。

 旨味が少ないどころか社会のお荷物だ。

 撹拌世界でも、こーいう野良は割とよくある。

 ダンジョンが大きく育たないうちの撤去を強く推奨だ。………出来るものなら。

 ダンジョン摘みが難しかったら、掃除を頑張る対処はある。

 

 そして掃除するにしても、野良ダンジョンは肥やしたくない。だから倒した魔物は持って帰らなくちゃいけないこととなる。

 とか、もうねー。

 食えもしない毒虫やら魔ネズミやらが荷物になるとか、やる気だだ下がりするわー。


「いらないものは処理するもしよ。水玉プールに浸けるもし」

 まあ、オレには妖精さんがいてくれるからへっちゃらだけどな!


 魔石が抜かれた魔物を、ハジメさんがひょいひょいと仕舞っていく。


「『猟銃』」

 その脇で、オレは撃ちっぱなしだ。


 この先行き止まりの通路は、出てきた最初の一匹を皮切りに、魔物がみっしり詰まっていた。

 決まった範囲で一気に魔物が増えるのは、脇芽が増える前兆だ。

 お片付けをしたら大丈夫だが、掃除がいかに重要かわかる。


「野良ダンジョンが活発になっていますね」

 一月前に手入れしたばかりだという軍人さんらも悩ましい態度だ。

 落ち葉掃きをしたあとに限って大風が吹く。諸行無常だ。


 芋虫も魔ネズミも柔いんで、数が居るのを幸いに遠慮なく『猟銃』を伸ばす糧にさせて貰う。


 『猟銃』は火力の割に魔力コストが低いので、お勧めだ。

 日本人冒険者は接近戦には弱いきらいがあるので、遠距離攻撃手段を持たせときたいところ。


 『サンダー』は管理ダンジョンでのレベル上げには便利だけど、野外活動だと諸刃の刀で使い勝手が今一だ。

 良スキルには違いないが、欠点もなきにしもあらず。

 集客力の強さゆえ、その場で使っていいかを判断してくれる、現地ガイドが必要になったりする。


 手持ちだと他のスキルは、コストが微妙なんだよなー。


 本来、芋虫くらいなら『パチンコ』やらの小魔法の出番なんだけど、生憎オレはこれらをスキルとしては持ってない。


 ヨウルは案外こういう小技の手持ちが豊富だった。なので要もそこそこ使える。


 せめて攻撃魔法を多数揃えていた前世の色がもっと出れば、適切なスキルを選べたんだけど、ないものねだりだ。


「獲物の数が多いもしね。なんなら魔石抜きもするもしよ?

 我、毒は無効もし」


「そうかい、悪いね」

 せっせと働くハジメさんに、お堅い軍人さんらもメロメロだ。

 厄介な荷物を積極的に回収してくれる小さな勇姿よ。向ける視線が和んでいる。


 うちの子、可愛かろ?

 モフってくれてもいいんだぞ?

 妖精さんは、いつも清潔でフカフカだ。


「『猟銃』、『輪唱』」

 威力を抑えて数をばら蒔いていると、区切りのいいところで夏草少佐に声を掛けられた。


「ずっと魔力をお使いで、お疲れになりませんか?」


「いや、この程度なら歩いているうちに回復する」

 魔力は9割をキープしている。

 最初の宣言通り無理はしていない。


「しかし、昨日から歩き通しでしょう?

 おみ足は痛くありませんか」


「狭間や平賀、それにわたしも故郷では、鍛えていた方だ。大事はない。

 しかし他所に流れ着いた者の中には、まだ位階の低いものも混じっている。

 彼らには配慮を頼む」


「鍛え…?」

 めっちゃ疑問な顔だな。今のは翻訳なくてもわかったわ。


「体格は種族差だ。故郷だとわたしは背の高い方だぞ?」


「   」

 翻訳漏れで聞き取れんが、本当だって。


 甲殻人種基準の体格だとオレと女性2人は、不安を誘うような蒲柳の質であるらしく、ただ歩いているだけで心配される。

 深窓の姫君扱いされている平賀さんと、狭間さんの苦笑を見ろ。

 これで彼女ら、大の男を肩に2人担いでダッシュで逃げられるような女傑たちやぞ?


 まあ、一番小さくても180センチオーバーな体格のいい男連中でさえ華奢で小柄。前に立たせるのは心が痛いと、庇護対象として扱われているから、むべもなし。

 異世界ギャップェ。


 そんな彼らのカタログスペックは竜族には届かなくとも、鱗族の上位に相当する。

 体格と甲殻を見ればわかるだろうが、素で頑丈。力持ちだ。


 甲殻が生えていなくて、彼らに対して小柄なオレらはショタロリ分類なんだろう。視覚、感覚的に。


 お互いに翻訳ミスを失くすため、綺麗な言葉を喋るように努めているから、女性陣は余計に上品で可愛らしいお嬢さんに見えてそうだ。


 うん。

 ビビられてるのはオレだけだ。

 一言喋る度に電気を通したような緊張が走り、身構えられてしまう。とても切ない。


 夏草少佐がオレとお喋りしてくれるのは、彼が一代貴族に封じられているせいだ。

 なんでも軍人は佐官から爵位を与えられるそうな。

 こちらの貴族も貧乏くじで、利益よりも名誉と責任が重いっぽい。


 ……そうか、部下を守るいい隊長さんなんだな。夏草少佐は。


 その部下の人たちとはいうと見るからにキビキビしていて、集団でのダンジョンクリーニングを手際よくこなしている。

 これは身体能力が高水準で纏まっている軍隊ならではの行動だ。


 多種族が入り交じる撹拌世界ではこうはいかない。

 だから少人数のパーティで動く冒険者が台頭したんだろうけれど。


「夏草少佐。我らも冒険者資格を保持しています。

 初見の魔物に対する見とり稽古の配慮はありがたいのですが、どうやったら簡単に怪我なく倒せるかのレポートを他の仲間にも回覧したいので、こちらにも魔物を回してください」

 前線を張る伊東さんの敵をもインターセプトするのはやりすぎだ。

 オレの側で行動チェックしていた広崎さんが苦言を呈する。

 1日目は様子見してたが、ずっとこのままは困ってしまう。


「皆さまは魔力が多いので、後衛に置くほうが安定すると判断しましたが」

 そうは言うてもメインで出てくるのは、バフ盛るほどの魔物じゃないし、補助は前衛にマメに『洗浄』を掛けるぐらいしかやってないじゃん。


 戦闘力に不安を覚える相手なら、むしろ小物を積極的に狩らせるのがこちらではセオリーじゃないの?


「我らは両方で動けるように訓練をしています。

 こちらの平賀と、狭間は魔法使い系統ですが、マスターほどの稀有な魔力量はありません。

 魔力が尽きないように、武具の立ち回りを磨くのも肝要です」

 うちのメンバーでも魔力が低めの人はいるよ?

 小松さんとか。

 歴代獣人のアバター同化の下駄を履いているんで、斥候とか大の得意だ。

 今世アバターは機械技師で、そりゃホープランプの人よかは魔力あるけどさ。


 甲殻人は魔法使いジョブについているのにMP130程度だというから、かなり少ない。というかほぼ最低値だ。

 彼らは生まれつき魔力がないのがスタンダードで、代わりにフィジカルには恵まれている。


 翻り地球で生まれ育ったオレたちはというと、アバター同化がなかったら体力も魔力も低い、ある意味レアな種族だ。

 しかも素のままだと非力なんで、撹拌世界基準だとかなり頭でっかちで貧弱な分類に相当する。


 ………彼らはそっちのデータを見てきたのかな?

 騙して悪いが、転生までたどり着くようなのは日本人でも相応にゴリラだ。


 夏草少佐はデカイけど、アスターク教官に比べれば一回りは小柄である。

 比べる基準がなく他人種慣れしてない彼らが【小さな生き物】に過保護を発動してしまうのは、わかってしまうかな。

 オレだって130センチぐらいの小人種族がタンクを張ってた時は心配になった。


 そんなささやかな問題のすり合わせはある。けれど。



 正直、すまん。

 こんな時だが、野良ダンジョン攻略楽しい。


 富士山麓に潜った時なんて前日にクリーニングしてたから殆んど魔物は出てこなかったし、脇芽はもう摘んであって一直線でひたすら奥を目指すだけだった。

 薄暗い洞窟型のダンジョンをあっちこっちに探検するのワクワクする。


 ……っと。


「なにかあるな」

 飛ばした『ライト』で、手の届かない高い場所にある窪みを照らす。


「探ってみましょう」

 小松さんが『念動』を使い、豪華なメガネケースほどの小箱を岩の隙間から引っ張り出した。


「ダンジョンドロップですね?」

 小松さんが夏草少佐に伺いを立てる。


「はい、そうです。暗い影になっていましたのによく気付かれましたね」

 なるほど。索敵スタイルの違いだな。彼らは魔力の気配には疎いのか。

 生き物の気配には鋭敏だったのに。


「箱の中のものは魔石を使っているのだろう。『探索』に引っ掛かるものがあった」

 『探索』さんに教えてもらったのは、異世界から流れ着いたダンジョンドロップだ。

 こればかりは管理ダンジョンにない良さである。

 魔力のない代物は運が良くないと直ぐにダンジョンに飲み込まれてしまうので、界の狭間を漂い出現するこれらは【力あるなにか】である可能性が高い。


「んん、呪われても、鍵やトラップもないようです。

 開けても?」

 言外に休憩を提案されて、夏草少佐は快諾した。


「はい。丁度いい袋小路です」


「よし、太郎丸。出番だ」

「わん!」

 広崎さんの妖精さんな太郎丸は、小異界に公衆トイレを増設している。

 妖精さんは24時間営業なので、移動式休憩所として大活躍だ。


 安心めされよ。オレの造る施設規格は、撹拌世界のものなので、縦横に大きな甲殻人種もゆったりと川のせせらぎに寛げる造りである。

 ダンジョンのBGM機能なんてトイレぐらいしか使わな………いや、非常時のサイレンや狼藉者への警告音も設定してたっけ。一向に流れないんで忘れてた。


 レイドのお世話係を任された太郎丸は、尻尾をシタシタ振って、やる気アピールに余念がない。


「やはりトイレが快適だと、ダンジョン清掃がぐっと楽になりますね」

 涼風少尉の口から染々とした嘆息が漏れた。

 数人ずつ交代で太郎丸に連れられて姿を消しては、戻ってくる。


 レベル3野良ダンジョンぐらいならば3パーティ、18人編成は安定だ。

 オレはさせて貰えなかった夜間の見張りにも余裕があった。

 道中手持ち無沙汰な人員が出るくらいに、余裕の幅がないと予期せぬことが起こるとマズいもんなー。

 って、ことでお客さん扱いのオレらもそろそろ戦力に加えてもいいと思わん?


「貴方たちはわたしたちが前線に立つことの、なにが不安だろうか?」

 休憩ならコミュの時間だ。

 お話しましょ?





 ちなみにダンジョンドロップはというと、発動体のジュエリーボックスだった。

 なんの発動体かは聞かんで欲しい。

 とんだエロアイテムを見つけちゃったぜ。気まずい雰囲気になったよな!


 いつもの護衛メンバーだけならゲラゲラ笑い飛ばしていたけれど、お上品でいこうと話したばかりだ。タイミング悪い。


 ダンジョンドロップは一応、発動体だし、小遣いにはなるんじゃないかな?

 個人でアレなら、ダンジョンドロップを研究する機関もあるそうだしさ。


「そんなわけで発動体はオークションに掛けられるってよ。冒険者らしく全員頭割りで精算な?」

「おー、現地通貨嬉しいな!」

「はーい」


 広崎さんの連絡事項に、いい子の返事をしておく。

 夜の反省会。参加者は広崎さんと小松さんだ。

 後のメンバーはキャンプの見張りに交じっている。

 オレは夜番は不参加だ。


 代わりに精石を量産している。適材適所なんだろうけど、お味噌は少しつまらないかな。

 焚き火を一緒に囲めば、少しは距離が縮まると思うのに、【ずっと緊張させっぱなしは、可哀想ですよ?】と袖を引いたGMに窘められてしまった。


 ……鹿山くんの趣味の友だちグループと親しくなる時も、時間が掛かったっけか。


 オレは!仲良くしたいのに!

 逃げられるの辛い!


「思うんだが、流士くん以外の俺らは幼児扱いされてないか?」


「親切っていうか、好意的ではあるにゃあ。

 甲殻がないのがポイントだな。

 10歳くらいから殻は生え始めるらしいから、こちらの年齢を知っていても子どもに見ちゅうんだろ」


「オレはビビられているんですけど?」


「気持ちは分かるよ。君らが出てくるまでは俺たちもダンジョンマスターが本当に出現するのか、現場の空気は重かったからね。

 俺らはたった数年だけど、彼らにとっては数百年もののプレッシャーだ。

 現人神として、いちいち五体投地しないだけ理性あるよホープランプ人。

 一瞬膝をつきたそうに、固まるけど」


「えー?」


「正直、流士くんが居てくれて良かったよ。

 彼らにとって君の意向はなによりも優先される。

 野良ダンジョンの攻略にOKが出たのも、流士くんの言葉だからだ。

 君の供回りでなければ俺らは、善意から戦闘に加えさせなかっただろうね。

 彼ら、行動が過保護なパパさんなんだよな。

 こちらを危険から遠ざけたい思惑が透けている」

 異界人だ!殺せ!

 ってなるより、1000倍はマシではあるけどさあ……!


「篠宮くんの要求で、伊東の前に魔物を通した時の顔、ストレスでギリギリしていたねや」

 伊東さんが魔物を無難に倒して見せたあとの安堵の仕草。

 そして次を要求した時の絶望のポーズよ。


 フルフェイスの人もいるのに、彼らは凄く分かりやすい。

 感情の起伏がとても豊かな人たちだ。


 日本人が曖昧に笑って誤魔化しすぎだって、ことなのかもだけど。

 ひょっとして、オレの感情が見えないから怯えさせてる?



「だから、そこで相互理解にゲームですよ!

 日本の孤島で普通の人たちと馴れ合って貰いましょー!

 あちらから連絡届きました!

 災害支援にクリスマスで提携を結んだファミレス、コンビニ、牛丼屋の大手から商品データを扱っていいとゆーお許し出ました!

 ベーカリー、お米屋さん、酒造メーカーもですです!

 ひゃっふう!皆さま、愛しています!

 フフフ、甲殻人の味覚が地球人とほぼ同じならこっちのものです。

 ホープランプでドッカンドッカン飯テロしますよー!」


 うん。


「それ、GM何基分のゲーム塔が必要になる?」

 正直に言うてみ?


「ええと、最初は人数を絞って500人くらいで。

 3基、あったらいいかなあって。ほら、孤島、というかジオフロートですしミニマムで」

 元気いっぱいだったGMがしゅんとする。


「ダンジョンタワーの建造データを解放するべく、漂流プレイヤーを対象に撹拌世界への帰還イベントやるってそれは?」


「20基あれば、出だしはなんとか…?

 そちらは日本からデータを送って貰わなくちゃいけないので、通信システムの強化がいりまして。てへ」


 ンンン……!

 これは石をどれだけ作っても作っても終わらない予感。


 同じく黙々と石積みをしているだろう幸が恋しい。

 研究所生活のなにが良かったって、軽口を叩き合える仲間が側にいたことだ。


 せめて甲殻世界内だけでもリアルタイム通信が出来ると違うんだろうな。


 

 




 コメント、いいね、評価、誤字報告等、感謝です。

 現金ですが感想を頂けるのは嬉しいもの。エネルギーチャージされます。ありがとう。




 一方そのころ日本に取り残された要さんは、とても苦労なさってます。

 上は80歳のおじいちゃまから下は14歳の少女まで沢山後輩が出来てしまい、面倒見るのにあっぷあっぷしてますよ。



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― 新着の感想 ―
[一言] 現実でも異世界でもゲーム世界でも自転車操業が終わらないのほんま草
[良い点] いつも更新ありがとうございます! 更新日が待ち遠しくて何回も読み返してます! [一言] もしかして篠宮一族総出でダンジョンマスターやろうとしてます…? 確か血族はスキル出やすいって前にあっ…
[一言] 帰還のためにはゲーム塔20基がスタートラインって、先が、先が長い…! ダンジョン管理にもなるから甲殻世界側にもメリットは大きいけど、完全に国家事業案件ですね そして要さんは民間ダンジョンマス…
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