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中卒入社
中卒で地元の小さな工場に入社した
家が貧乏だったから高校にはいかなかった
今とは違い授業がかかるんだ
生活保護や助成には様々な規定があるから受けれなかった
自家用車、一戸建てじゃだめだそうだ
父親は車で遠くまで仕事に出かけるから車両は必要だった
家は受け継いだものだからローンはないし保険料や維持費も長い目で見れば賃貸より安くつく
何よりも、担当者のやる気がなかった
だから中卒で働いた
小さな工場だった
入社して2年目にして赤字で給料が払われない危機に瀕した
そこで、頑張った
有名な金融機関に借金して当面の生活費を工面し、工場のみんなでどん底から一気に駆け上がるために