14話 ほ・う・しゅ・う!
〔またメール・・・。・・・ぷっ、あっははっはははははは!はぁ、はぁ。いいよ、この要望叶えてあげる!PKプレイヤーがほとんどいなくて運営も見てて楽しくなかったからね!この要望の設定とか色々詰めるとリアルで二日ほどかかっちゃんうだ~、頑張るから許してね!じゃあまたね~〕
ふぅ、要望が通って良かったです。運営の主任さんはテンションが高いですね。その主任さんが最後に言ったまたね~が気になりますね。いつまた会うのでしょうか?
ーーーー二日後にカナリはこの意味を知るのである。
~二日後~
おはようございます。ただいまちょうど朝食を食べ終わった頃でございます。比奈利です。
今日ぐらいで要望が反映されるので楽しみです。
「FPOーーースタート!」
降りたのは、ログアウトした場所ではなく白い空間でした。なんかデジャブですね。キャラクタークリエイトの時を思い出します。あの時も白い空間でした。
バグなのかと思い戸惑っていると、一人の男がいつの間にか立っていました。私が戸惑っていることがわかったのか口元を歪ませながら男は口を開きました。
「ハロ~!どうもこの姿では初めまして、声だけは久しぶり!運営の主任だよ!パチ」
『・・・男の人がウインクとか気持ち悪いだけなんでやめてください。』
「あれ?反応なし?滑った?おかしいな~?みんなこれやると笑顔で面白いですね!って言ってくれるのに・・・。ん?よく見るとその白い仮面みたいなやつに文字が浮かんでる。えっと、なになに男の人がウインクとか気持tってひどくない?凹むよまじで。」
凹んでも知りませんね。でも
『主任さんが何の用でしょうか?』
「ええ?!忘れたの?!今日は君の要望を叶えるために来たのに・・・くすん ( ノω-、)」
もちろん覚えていましたが・・・まさか主任が出てくるとは・・・。はっ!それより要望は?!
『要望はどうなりましたか?!』
「あれ?やっぱ気にるよね?!結論を言うと全部通ったしいい感じの能力にしといたよ!今から反映させるね・・・っはい。できたよ。ステータスを確認してみて。」
ステータス!
ーーーーーーーーーー
名前 カナリ
Lv.23
種族 吸血鬼族 男爵
職業 糸使い Lv.20 サブ 調教師
所持金 8000G
HP 323/323
MP 81/81
筋力 14(1)+4(5)
頑丈 3(1)+4(55)
体力 4(1)+1(27)
俊敏 40+3(43)
器用 5+2(7)
知力 18
運 6
ステータスポイント140P
スキルポイント66P
種族スキル
【吸血lv.1】、【眷属化lv.1】、【変身lv.1】、【深淵浸透lv.1】
スキル
【操糸術lv.20】進化可能、【付与術lv.17】、【闇魔法lv.18】、【火魔法lv.6】、【土魔法lv.6】、【風魔法lv.6】、【水魔法lv.6】、【光魔法lv.6】、【魔力操作lv.20】進化可能、【気配察知lv.14】、【隠密lv.9】、【真理の瞳lv.ー】、【暗殺術lv.10】、【ダッシュlv.10】、【臨機応変lv.ー】、【空間魔法lv.1】、【逃走lv.3】
控えスキル
【調教術lv.1】
称号 【妖精の本性を見抜いたもの】、【始めの吸血鬼】
装備
頭 カンペな仮面? 頑丈+50 体力+25
胴 初心者のフード付きケープ 頑丈+1体力+1
胴 初心者のTシャツ 頑丈+2
腕
腕
足 初心者のズボン 頑丈+1俊敏+1
足 初心者の靴 俊敏+2
アクセサリー
武器
初心者の糸 攻撃力+2
ーーーーーーーーーー
なるほど、ステータスポイントが増えていますね。この二日間であげたレベルも上がっていますし。
他には吸血鬼族の男爵になっていたり、それにより種族スキルが増えていますね。ちゃんと【スキル:空間魔法lv.1】もありますし。ひとつ謎なのがこの【スキル:臨機応変lv.ー】とはなんでしょうか?
「いろいろと疑問に思うことがあると思うから一つ一つ丁寧に教えてくから質問は最後にしてね!」
このまま続けると、長くなりすぎてしまうので切りさせていただきます。
遅れてすみません。