初任務 3
「お前らなー! 」
今ルーク、エレノア、シャラ、カイルの四人は
団長の執務室で説教をくらっていた。
「お前らがあそこの一角で火事を起こすから山火事だって追放があったんだぞ!! 」
「火事は広がらず、魔物は全て退治できたからいいじゃない」
シャラが不服そうに声を上げると団長はそれを一蹴した。
「そういう問題じゃないわ! 」
「お前らはな、ただ任務を遂行すればいいんじゃない。
周りに迷惑をかけずに確実に任務を遂行しろ!! 」
シャラが団長の言葉に渋々頷く。
「ったく! お前らはわかってんのかっ! 」
まだまだ続きそうな説教に副団長が割って入る。
「まぁま、団長それくらいでいいんじゃありません?
可愛い女の子たちをいつまでも立たせるなんて
……あんまりですわ」
「さすがローレン様!! 」
「えっ、男ならいいの!? 」
シャラは尊敬の眼差しを副団長に向けたが、
ルークは副団長の言い草に声をあげた。
「女の子は守らなければいけない存在なんです。
今度は私が説教いたしましょうか?」
「……すみませんでした。」
嫌な予感がしたルークは素直に頭を下げた。
「まぁ、お前らは初めてにしたらやった方だな。
褒めてやるよ」
「有難うございます。」
「てゆうことで説教は終わりだ。
ルークだけ残って他は帰っていいぞ」
団長の言葉に3人は執務室を後にした。