序章
【序章】
平安時代
分の冒頭が固そうだからってチャンネルを変えないでほしい
話をもどそう。
平安時代初期から中期にかけてその名をはぜた陰陽師
安倍清明を知っているだろうか。
彼の伝説は様々で・・・・たとえば母親が妖狐だったり
(名前が妖狐とかではない、あやかしの狐ということだ)
十二人の式神がいたり、妖怪退治をしただの信じられない
伝説が多い。
彼の伝説の中でも平安人が驚いたのは彼が八十三歳まで
生きたことだ。
は?と思った人も多いだろう。八十三歳といえば日本人なら
まっとうな寿命であり、決して驚くほどのものでもないのだから
だが、平安は違う。平安時代の平均寿命はせいぜい三十歳。
五十まで生きれば長生きだ。
よって安倍清明の年齢は化け物並みである
ところで話をもどそう。
なぜ清明がここまで長生きできたのか。その理由がこの小説につながる
平安人が早死にするのは当時病を治すすべがなかったからだ
彼の清明だって例外ではない。病には人以上にかかっている。
だが彼は死ななかった。
自分と対になる自分とそっくりな女を作った。
陰陽道の陰になる存在だ。
それに病、死に至る災厄をすべて植えつけ、
千年先の世界へ飛ばした。まるでごみを捨てるように。
読んでくださってありがとうございます・・・・読者様は神と心得ておりますので(笑)
読みにくいですがもう少しお付き合いください・・・・・