七十四番槍 喧嘩上等!
昨日、諏訪城(埼玉県秩父市)に行ったのですが、「諏訪城入り口」の看板の先にあったのは諏訪神社のみでした。
とくに説明看板もなく、結局どこが城なのか分からないままでした。
ニ方向を川で守られた場所で、確かに城があってもおかしくない場所ですが…。
看板が欲しいです…。
『上杉景勝はこの徳川家康に謀反を起こす疑いがある。ついては詳しく話がしたいので上洛すべし』
1600年。
家康は景勝にそんな内容の手紙を出した。
その手紙を読んだのは、上杉家家臣、直江兼次。
兼次はその手紙を読んでキレた。
「家康め!同じ五大老の身でありながら上杉より上の身分のつもりか!」
兼次は、すぐに景勝のもとへ馳せ参じた。
「殿!家康から上洛しろと手紙が来ました!しかし、その必要はありません!こうなったら、家康と戦いましょう!」
景勝は黙って頷いた。
すると兼次は直ぐに手紙の返事を書き始めた。
『家康!貴様には物事を見る目が無いな!謀反を考えてんのは上杉ではなく貴様だろ!』
兼次は、あえて手紙でのマナーを全て無視した文章を16ヶ条にも渡り書き連ねた。
世に言う『直江状』である。
流石の家康もこれには鳴くまで待てず、すぐに上杉討伐軍を出したのだった。
直江状でした。
わざと無礼な文章を綴り、家康を怒らせたのです。
兼次はそのまま家康との全面戦争に入る予定でしたが、三成が挙兵。
関ヶ原へと流れていきました。
因みに直江状。
実物は現存しませんが、写しが現存します。
複数ありますが、どれも内容が違います。
なぜ…?