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七の太刀 戦国最強の鉄砲部隊

それは、歴史研究部の活動中のことだった。



乙葉

「先輩!雑賀衆(さいかしゅうって何ですか?武将…?軍隊…?」


晴美

「ん~…。国人っていうのがしっくり来るんだけど…」


乙葉

「国人?」


晴美

「うん。自分達で開発した土地に住んでる人のこと」


乙葉

「そんなのが何で信長に攻められるんですか?本に載ってました」



晴美は雑賀衆についての説明を始めた…。

紀伊国北西部。


この辺り一体を戦国時代に治めていたのが雑賀衆である。


雑賀衆の本拠地である雑賀荘からは、数千丁もの鉄砲が発見されている。


因みに、織田信長が使った鉄砲は三千。


ただの傭兵部隊がここまでの鉄砲を使っていたことがいかにスゴいことかお分かり頂けるだろう。



信長は、この雑賀衆を危険視して雑賀荘を攻めた。


この時雑賀衆は数で圧倒的不利に立たされた。


しかし、雑賀衆の頭である雑賀孫一が、地の利を最大に利用して善戦した。


川で足止めしたり、得意の鉄砲の掃射などである。


その結果、見事に信長に大打撃を与えた。


竹中半兵衛も、孫一の策には一杯食わされた。


しかし、戦には敗北したのだが…。



では、何故に雑賀衆はここまで強くなれたのか?


答えは簡単。


鉄砲の練習をしていたから。


日本では取れない硝石(火薬の材料)は、外国からの輸入に頼っていた。


雑賀衆は貿易を自分達で行ったため、大量の硝石を入手可能にしたのだ。


これにより、火薬不足の心配が無くなり、練習も毎日のように行うことができたのだ。



雑賀衆の強さを支えたのは、結局のところ練習量であった。

晴美

「……というわけだ!」


乙葉

「なるほど!良く分かりました!結局練習した人が結果残せるんですね!」


晴美

「そーゆーこと!練習できる環境作りが大切なんだな~」


乙葉

「それが大変なんですけどね~」


晴美

「由佳先生も来ないし、今日はこの辺でおひらきとしますか!」


乙葉

「そうですね!」


歴史研究部はいつもこんな感じです。





初めての「晴美の説明」という形を取ってみました。


いや、普通に逸話として載っけようとしたんですよ?


雑賀衆が強かったのは単純に練習できたからって。


そしたらまさかの会話も無しに真面目な話になっちゃいまして。


いいや。消すのももったいないしいっそのこと…と、こんな形式に。


だから本文の口調が晴美っぽくない。


(そもそも作者の中で晴美のキャラが定まってない)


まぁ、たまには…。


今回はどうか見逃してください~…。

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