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五十七番槍 敵と味方を区別せよ!

乙葉&晴美&由佳

「新年明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!」


乙葉

「元日は最上義光の誕生日!」


晴美

「一富士 二鷹 三茄子。これは、徳川家康が富士山を見ながら鷹狩りをしている時に茄子を食べていたことに由来するんだ。家康にあやかろうとした先人たちが言い出したことらしい」


由佳

「伊達政宗の趣味は料理で、結構オリジナルのおせち料理開発してたみたいですよ」


乙葉

「今年初の逸話は信長ですね!」


晴美

「そうだ!実は信長、お酒が呑めなかったらしい。ルイスが言ってた」


由佳&乙葉

「意外だ…」

1551年。尾張の国。



織田信秀が病気のためにこの世を去った。


享年41歳。



信秀の葬儀が行われた。


家臣や300人の僧侶などが参加する大規模なものだった。


しかし…。


息子でこの葬儀の喪主である信長が来ない。


既に御焼香は始まっている。


しかし来ない。



そのまま葬儀は続き、暫くたった時のこと…。


「待たせたなっ!織田信長参上!正義は遅れてやってくるのだ!」


葬儀場の扉が勢いよい開かれて、信長が入ってきた。


しかも、格好がおかしい。


何と茶せん(まげ


茶せん髷とは、髷の先を茶せんのようにした、当時若者に好かれた髷である。


着物も何と着流し。

袴をはいていない。


現代で言うと、髪の毛ツンツンにワックスで固めて、腰パンして葬儀に遅刻するようなもの。


そんな服装で現れたかと思うと、いきなり祭壇へと向かった。


そして、御焼香を鷲掴みにしたかと思うと…。


「うりゃー!!」


全力のオーバースローで御焼香をぶん投げた。


白ける葬儀場内。


「えっ…おい。何だあいつ?」


「次の織田家ヤベェ…。俺抜けるわ…」


「わりぃ…俺も…」


家臣からは非難轟々。


そんなの知らんと信長は満足げに葬儀場を出て行った。



慌てて信長の後を追った家臣が信長に言った。


「信長様!?さすがに父上様の葬儀であのような行為をされるのはいかがなものかと思いますぞ!」


すると信長は…。


「次に国背負うのは俺だ!この程度で織田家を離れる奴はきっとすぐに裏切る。俺はそういう奴が嫌いなんだよ!だからワザとあんな事したんだよ! 」


笑顔で答えた。



全ては信長の作戦だった。

特に新年初だからと言っても新年ぽい逸話は書きませんでした。


前書きでそれっぽいことやりましたので…。


因みに、「伊達巻き」は「伊達政宗」の伊達男っぷりにちなんでるみたいです。


「伊達政宗」っていう小惑星があったり、伊達家には戦国時代より前に伊達政宗を名乗る人がいたり…。(よく知られてるのは二代目。後の方です)


あやつ人気だねぇ~。


何で?



さて、本編のお話。


いかにも信長らしいと言いますか…。


やつならやりかねないですね…。


真似しないでくださいね。


今やると敵を作るだけになりますので…。


父親の葬儀に遅刻すること自体がヤバいって…。



ではでは!


今年もまた宜しくお願いします!


元日から1日経ってからのお願いです。


今年も頑張って行くぞー!


おーっ!

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