七番槍 男たちの熱い友情
史実過ぎるとつまらないことが判明しました…。
前回のは失敗です~…。
今回のはそれを踏まえて無理やり軌道修正しました…。
出来てない気もするけど…。
今回は有名なあの逸話です!
今日は秀吉主催のお茶会が開催されている。
様々な有力大名たちが秀吉に呼ばれて集まっている。
その中には、大谷吉継の姿もあった。
吉継は、若いころかららい病(ハンセン病)を患っていた。
そのため、大名たちは吉継を気味悪がった。
「さて、ではお茶会を始めようじゃないか!」
秀吉が言った。
秀吉は、自らが立てたお茶を一口飲み、吉継に渡した。
「大谷殿、どうぞ」
「はい。頂きます」
吉継は秀吉から茶受け取った。
そして、口に近づけたその時…。
ポチャン…!
吉継の顔から、茶器の中に膿が落ちてしまった。
気まずい雰囲気が流れる。
「あ…。えっと…。はいっ!」
形式通りに、吉継は隣にいた小西行長に茶器を手渡した。
それを手渡された行長はドン引きした。
「え…。ちょっと…。嫌なんだけど…。え~…」
困る行長。
「仕方ない!飲んだ振り飲んだ振り…」
口を付けた振りをして次の人に渡した。
「ちょっ!これ飲めと…?私も飲んだ振りで…」
「俺も飲んだ振り作戦で…」
その様子を見ていた石田三成。
「よこせっ!」
茶器を奪い取ると、そのまま一気に飲み干した。
「ふあ~!喉が渇いていたので我慢できなかったんだ!美味い!もう一杯頂きたく思います」
「三成…、三成ぃー!」
吉継は泣いて感謝した。
それ以降、三成の為に命を懸けて尽力した吉継だった。
吉継と三成の友情物語でした。
因みに、茶器に落ちたのは膿とか鼻水とかいろいろ説があります。
あるいは、ただ口を付けただけとも言われています。
いずれにせよ、他の大名たちはらい病の感染を恐れて口を付けなかったらしいです。
そんな中、三成だけは飲み干したものですから、吉継は心から感謝したんでしょう。
因みに、良い話をぶっ壊すことになりますが…。
三成ではなく、秀吉が気を利かせて飲んだとも言われてたり…。
つまりどっちだか分からない。
なんだかなー…。
でも、三成か秀吉のどちらかが吉継の恩人だったことは事実です!