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四十九番槍 我が子は天下を治められるか?

答え次第では歴史が変わっていたかも…?


そんな逸話です。

1599年大坂。


63歳を迎えた前田利家が病に倒れた。


それを聞いた徳川家康はすぐに見舞いにやってくることになった。



当日の朝。


利家は、息子の利長を呼び出した。


「利長…!心得ておろうな?」


自分の横に座る利長に、利家は聞いた。


「え…?何を…?あぁ、家康様のおもてなしのことならば大丈夫!今朝、家臣にちゃんと言っといたし!」


そう言って利長は利家のもとを後にした。



暫くすると、家康がやってきた。


「それでは、お大事にな!利家殿!」


「ありがとう、家康殿」


無事にお見舞いは終了。


利家は、家康を見送ったあと、再び利長を呼び出した。


「今度は何…?何か、不満でも…?」


少し不安そうな利長。


すると、利家は布団の中から刀を取り出した。


「先ほどの質問の答え次第では、こいつで家康を斬り殺してお前に天下を治めさせるつもりでいたんだがな…。質問の答えを聞いてわかったよ。お前には無理だ!今後は家康の天下となるだろうから、家康にお前のことを頼んどいた」


そう言うと、さっさと布団に潜った利家であった。

利家だの利長だの紛らわしい…。


「心得ておろうな」


何て答えれば良かったんでしょうか?


「…心得ております」

かな?



利長が天下取ってたら…。


分からん…。

想像がつきません…。

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