五百二十三番槍 後悔の種
明けましておめでとうございます!
もう8日ですが…。
今年も頑張って行きましょう!わんわん!
恒例のお正月イラストはいつも通りげどー先生!今年は明日香です!
わんわんイヤーです!(書いてる人は今年が年男です)
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よし、役目は果たしましたぞげどー先生!
というわけで新年一発目!正月らしさは無いですがいつも通りの逸話でございます。
武田信玄(温泉マニア)と徳川家康(下着が黄ばんでいる)が激突した、三方ヶ原の戦い。
結果は信玄の圧勝で終わった。
この戦いの後、武田家家臣の馬場信春は、信玄へ自分の思いを述べた。
「越後の上杉謙信、三河の徳川家康に勝る武将はいないでしょう」
謙信はともかく、家康は倒した相手。
信玄は疑問に思って理由を聞いた。
「何故そう思うのだ?家康は我らの策に見事ハマって大敗したではないか」
「三河の兵は、将から雑兵まで誰一人として逃げて討死したものがおりませんから」
信春はそう答えたが、いまいち言い切れる理由がわからない。
「なぜわかる?」
「三河の兵の亡骸を見ましたか?家康の方を向いて倒れている者は皆うつ伏せで死んでおりました。逆に我らの方を向いているのは皆仰向けでした。これは逃げている最中に死んだのではなく、戦って死んだことを意味しております」
敵に向かって死んだ兵に、大将を庇い守って死んだ兵。
亡骸を見ればそれがわかるという。
「ここまで一丸となって兵を操れる大将はそういません。今川を攻めた際に家康に領地を譲って同盟を組んでいたら今頃は中国や九州を手に入れていたかもしれません。それだけが後悔の種ですね」
そう言って、信春は信玄の前から下がった。
一方そのころ家康は…。
「今年こそは武田を斬る!今に見てろ!」
そう意気込み、正月飾りの角松の先端を切り取り願掛けをしていたのだった。
開幕からふざけた新年一発目の逸話でした。
信玄の温泉マニアは山梨では有名で、「信玄の隠し湯」とされる温泉が今でもたくさん湧いています。
是非信玄の足跡をたどりつつ温泉に入り放蕩を食べてみてください!山梨はいいぞ!
家康の下着が黄ばんでいるっていうのは、家臣に向かって「男たるものパンツは真っ白より少し黄ばんでる方がいいんだよ!」と言った逸話から。
家臣からは猛反対され誰もそんなの身に付けなかったとか。
家康の名誉のために補足しますと、わざと汚れているものを穿けと言うわけではなく、ちょっと黄色く染めた物がいいよって言ったそうです。染料で黄色くしろと。
さて、本編は馬場信春の家康の評価でした。
随分と高く買ってますね。実際に討ち死にした様子から最期の姿がわかるとは思いませんが、三河武士の団結力は凄まじいのでそういう面もあったのかなと思います。
ラストにちょろっと付け足したお正月っぽい逸話は以前にも紹介したかと思いますが、角松の上の部分が切られているのは家康の武田を斬るという抱負が発祥と言われています。
武田と竹を掛けたものですね。是非角松を見たら上が切れてるかどうか見てみてください(正月前に言えばよかったですね)
ではそんな感じで今年もよろしくお願いします!
(本当は新年は長浜城訪問から始めようとしたんですが執筆が間に合いませんでした。沼津のスクールアイドルの映画が公開されるまでには書き上げたいです。聖地ですし)