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五百二十二番槍 長良川の殿

気づけば今年も終わりですね。

先輩が仕事辞めるとかで引き継ぎで死にそうな年末でした。


これが年内最後の執筆になります。

今年全然書いてないですね…。


また来年頑張ります!

今年最後は信長にしめてもらいましょう!

斎藤道三と斎藤義龍が激突した長良川の戦い。


戦いは義龍が有利となり、道三は敗色濃厚となった。


その知らせを聞き、居ても立ってもいられなくなったのは、尾張の織田信長。


道三の娘を妻にもつ同盟関係にあった。


「長良川に急ぎ出撃する!行くぞ!」


信長は出陣し、自ら先頭に立って義龍軍に斬りかかる。


織田家きっての猛将、森可成が膝に刀を受けて撤退するなど、激戦が繰り広げられた。


「義龍軍の勢いが強い…」


それもそのはずで、このとき既に道三は討ち死にしていたのだ。


勝ち戦で勢い付いた義龍は、そのまま援軍にやってきた信長を討ち滅ぼすつもりでいた。


このとき、ようやっと信長の耳にも道三討ち死にの報が届けられた。


「遅かったか…退くぞ!」


こうして信長は撤退戦を行わなければならなくなった。


撤退戦は損害が大きくなりやすく、危険な勝負。


さらに、最後尾で敵軍を食い止める殿(しんがり)という仕事は、討ち死に率が極めて高い。


この殿を誰に頼むか…。


信長は諸将を見渡した。


「皆のもの!川の反対岸まで退け!殿はこの信長が引き受ける!一人で十分よ!」


この命令には流石に軍がざわついた。


「時間がない!退け!早く!」


こうして、信長は自らが川を渡るための船1つを残して敵の目前に立った。


「信長は何を考えているのだ?まさにうつけだな!あいつを殺せ!」


義龍の命令に、軍勢が一斉に信長へ迫る。


「退き時だな…!」


それを見ると信長は船を出して川を渡り始めた。


「行けー!追えー!」


迫る義龍軍。


川の中へとずぶずぶ入っていく。


そして、義龍軍が川の中頃を過ぎたのを見ると、信長は軍配を振るった。


「今だ!鉄砲放てー!」


一斉に放たれる最新の武器、鉄砲。


威力はあるが射程が狭く、戦には役立たないだろうと言われている武器。


それが義龍軍を止めた。


「まさか…我らを引き付けるために信長はわざと残ったというのか」


「射程が短いなら、そっちから届くところに入ってもらうだけよ!」


こうして義龍は撤退することになり、信長は無事に帰城することができたのだった。

殿って「との」って読んだり「しんがり」と読んだりめんどくさい漢字ですよね。


あえて平仮名にしてもよかったかもですね。


長良川の戦いの後日談といいますか、道三討ち死に後の信長の動きでした。


何この物凄い度胸。

一人で敵軍を引き付けるってすごいことですよ。


大将が殿やるのも聞いたことないです。


意外と信長は自分で敵倒すタイプの武将です。

敵の大将を討ったこともあるとか…?


鉄砲の実力を最大限に出すための戦法を思い付いて実行する辺り、信長の強さを伺えます。


それでは今年最後の投稿でした!

皆様良いお年をお迎えください!


また来年も宜しくお願い致します。

乙葉たちも頑張る予定です!

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