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五百十六番槍 脱名者の末路

名古屋行ってきました!

予定はガラッと変わりまして、とんでもない行程で城巡りしてきました。


1日で稲葉山城、犬山城、清州城、名古屋城、小牧城を回ってきました。

熱田神宮と岡崎城も行きたかったんですが時間が無くて断念しました。

あとおまけで沼津の長浜城にも行ってきました。


なかなか濃い城巡りができました。

長浜城は今までに無い感じの城で面白かったです。


沼津は海も綺麗ですし雰囲気いいところでした。

もともとは名古屋の友達が某スクールアイドルアニメの聖地巡礼がしたいということで付いて行ったわけですが、聖地の中に城があるのをあざとく見つけたので行ってきました。


惜しむのは今回旅立つ直前に一眼レフが故障したので全部コンデジで写真撮ったことですね。

あと名古屋城の時だけ土砂降りの雨に当たったことでしょうか。

とりあえず、長浜城お勧めです。

深海魚水族館と同時に行かれてみてはいかがでしょう。


あと、今回の逸話は戦国ではなく忠臣蔵の裏話です。

江戸城松の大廊下にて浅野内匠頭が吉良上野介に切りつけるという事件が発生し、浅野がその日のうちに切腹させられた。


これを受けて浅野家中に呼びかけて吉良襲撃を狙う男がいた。


「殿の無念を晴らしましょうよ!すぐに!今すぐ!」


そう主張するのは高田郡兵衛。


高田派槍術開祖者の孫に当たり、彼もまた槍の達人である。


「待て!そう焦るな!時を見て、期をうかがえ!あまり暴走するな!」


郡兵衛を諌めるのはリーダーの大石内蔵助。


急進派の彼に対し、大石は慎重派だった。


ここまで吉良討伐に積極的だった郡兵衛に突然の知らせが来たのは、その年の冬だった。


伯父の内田元知うちだもとともから養子になれと言われたのだ。


「せっかくの誘いですが、お断りします。存じ寄りありますので」


そう言って、郡兵衛は断った。


存じ寄り、すなわち考え。


そしてその考えというのはもちろん吉良襲撃である。


「お主の兄から大体聞いたからわかる。存じ寄りとは、仇討ちのことだな?養子に来るなら秘密にしておいてやろう。しかし、もし断れば…」


「あのクソ兄貴…!わかった、飲みます。ただ、絶対に秘密は守っていただきます」


伯父からの圧力に屈し、郡兵衛はついに折れた。


これは吉良襲撃メンバーからの脱名を意味していた。


当然、他の討ち入りメンバーは激怒したのは言うまでもない。


そして赤穂浪士が吉良邸に襲撃し、見事その首をとった忠臣蔵。


浅野の墓の前に吉良の首を供えに来た浪士を、郡兵衛が酒を持って出迎えた。


「皆の者!良くやってくれた!これは祝い酒だ!」


しかし、脱名者の祝い酒を受け取るものは誰もいなかった。


「どの面下げてのこのこやってきたんだ!この裏切り者!」


「帰れ!お前の顔なんか見たくもない!」


「せっかく吉良を討って気分良かったのに…最悪だ!」


郡兵衛は罵声を浴びて祝うことすら許されなかった。


後に赤穂浪士がヒーローとして扱われると、脱名者郡兵衛は世間から臆病者としてコケにされた。


そんな人間を一族にしておくわけにもいかず、伯父の家からも追放された。


赤穂浪士が切腹すると、郡兵衛も後を追って切腹し果てたのであった。


なんか可哀想な逸話でした。


高田郡兵衛って言われても誰?って感じですよね。

悪いことしてないのに…。


赤穂浪士の評判が上がれば上がるほど郡兵衛の評判は地に落ちておきました。


最期は切腹した…という説がありますが、はっきりとは分かっていないようです。

忠臣蔵にはこんなこともあったということを是非覚えていてほしいです!


次は戦国の逸話書きます。

とはいってもまた探すところからなんですが…。


800枚以上ある写真整理するので一苦労なので名古屋の城はしばしお待ちを…。

長浜城は近日中に書き上げたいと思います。


仕事忙しくなければ…。

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