表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
573/607

五百十二番槍 敵大将は目前だ!

会社のHPに載せるための文章を書いていました。

いやぁ…疲れました。

大したこと書いてないのですが…小説の方が気が楽ですね…。


さて、明日から…というか今日からの3連休は私は函館に行って参ります。

北海道にいると五稜郭で歴史欲を満たさなければならないのです…。

新撰組とか本当にわからんのでちょっと勉強してきましょう…。


北海道には戦国時代の城が無いので代わりに8月11日に名古屋城攻めを決行します!

予算が下りて鉄筋コンクリートの名古屋城は無くなってしまうのでその前に…と思いまして。


ついでに古戦場公園も見てきます。

都合よく友達がいるのでいろいろ案内させるつもりです。

オススメのお店とかあったら是非教えてください!

シロノワールとかしるこサンドとか!

1570年姉川の戦い。


浅井長政と織田信長が姉川で激突した。


開戦から暫くは磯野員昌など浅井家の猛将が奮闘し、織田勢を壊滅寸前まで追い込んだ。


しかし、信長の同盟者、徳川家康隊が浅井軍の側面から攻撃を始めると一気に形勢逆転。


浅井軍は総崩れとなり敗色濃厚。


もはや勝ち目は無くなってしまった。


「何か…織田に一矢報いることができる策は…」


必死に考えていたのは遠藤直経。


浅井家重臣である。


使える物を探すため、周りを見渡すと目に入ってきた物があった。


「三田村…頼む…力を貸してくれ…」


同じく浅井家家臣、三田村左衛門の遺骸。


この戦いで散り、体だけは味方が本陣に担ぎ込んでいたのだ。


直経は涙を飲んでその首を取り、自ら髪を乱して血を浴びた。


さも自らが戦って三田村左衛門を討ち取ったかのような風貌になったのである。


そしてそのまま向かったのは織田本陣。


直経はかつて信長を接待した経験があり、顔を知っていた。


あとは手柄を餌に信長をおびき出し、出てきたところを刺し違える手はずとなっていた。


「信長様はどちらにいらっしゃいますか!浅井家大将、三田村左衛門を討ち取って参りましたぞ!」


直経はそう叫び、信長のいる陣へと入ろうとした。


信長まであと数十メートル。


ここまで来れば、あとは刀を抜き斬りかかるだけ…!


「おお!これは大手柄だ!」


信長が直経に歩み寄る。


いまだ…!


直経が刀に手を掛けようとしたまさにその時だった。


「なぜ貴様がここにいる直経ぇ!!信長様!離れてください!」


そう叫ばれ、一刀にして斬り捨てられた。


直経を看破したのは竹中半兵衛の弟、重矩しげのりだった。


「信長様、こいつは浅井家の懐刀、遠藤直経です。私は以前斎藤家に仕えていたころからの面識です。間違いありません。味方の首を餌に信長様を切りに来たのでしょう。危ないところでした。今回の戦で遠藤を討ち取ろうと思っていたので、思わぬところで目標達成できました」


こうして遠藤直経は散り、姉川の戦いは織田軍勝利で幕を閉じた。

水軍の逸話一つ提供していただいたのですが、もう少々執筆にかかりそうなので少しだけお待ちください…。

すみません!


さて、今回は遠藤直経の逸話でした。

最後の策として単騎で織田本陣に乗り込んだ直経でしたが、すんでのところで討ち取られてしまいました。

こんなの成功するの?とも思える策ですが、実際いい線まで行ったようです。


遠藤直経は信長暗殺を進言するも、会って話してみたら信長いいじゃん!ってなった人です。

それ以降直経は浅井家で親織田派となります。

最期はその織田家に敗れると言う皮肉ですが、それも戦国らしいですね。


実は竹中半兵衛は1年ほど浅井家に仕えたことがあり、この時に重矩も直経の顔を覚えていたのかなーと思ったり…。

この辺史料ないので考察でしかないですが、本文中では有名な斎藤家で仕えた時代と言う設定でお願いします。


ではまたお仕事が暇なときに水軍の逸話を…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ