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五百三番槍 人生どうなるかわからんぞ

久々に信長の野望やってて更新遅れてました。すみません。


げどー先生からの「女の子しか描きたくない」宣言によりイラストを変えました。

かっこいい幸村描いてもらいたかったんですがねー。


もうそろそろ上田城が桜の見ごろになるのではないでしょうか。

北の大地では桜はゴールデンウィークまでお預けなうえにソメイヨシノが無いのでちょっと物足りないですが、ちょっと前に紹介した松前城が桜の名所です!


何故か城は桜の名所になってるところ多い気がします。

何故でしょう?それともそんなに多くも無いのでしょうか?

本能寺の変の後、明智秀満が守る坂本城も落城することとなった。


「どけどけ!俺が一番乗りだ!」


城へと真っ先に乗り込んだのは、入江長兵衛。


秀満とは旧知の中である。


滅びゆく城の中で、二人は最後の顔を合わせることとなった。


「入江殿?入江殿ではござらぬか!」


「…明智殿!その命…!」


「まぁ待て、私もこの城も間もなく散る。最期の戯言を聞いてはくれぬか?」


秀満からはもはら敵意は感じられず、長兵衛は話を聞くことにした。


「なんでござろうか?」


「今入江殿を討つことは簡単だが、その一番乗りの武勇に免じてそれはしない。安心して聞いてほしい。私は若いころから戦では一番槍やしんがりを務めることを心に決め、武功をあげることを目標に戦ってきた。一心に、この命かけてお家が繁栄するならば、と。それだけだった。でも、その結果はどうだろう。今まさに城は落ち、家も滅亡しようとしている。天命窮まったのが今の私だ。今まで、数多くのピンチを切り抜け、いろんなことに耐え、それでも最期はこの通りだ。私は…どこで間違えた…?」


秀満はふっと息を漏らし、さらに言葉を続けた。


「私を見ろ。入江殿も私のようになるだろう。だから、武士を辞め、どこかでのんびり暮らすとよい。…私のようにはなるな。それだけだ。では、さらばだ」


そう言うと、秀満は長兵衛に300両ほど入った袋を手渡した。


秀満は腹を切り、坂本城は落城したのだった。


長兵衛は秀満から貰った300両を資本として商人となった。


秀満の忠告通り武士を辞めたのである。


商人として成功し、彼は順風満帆な人生を送ったのだった。

光秀ではなく秀満の逸話でした。


明日は我が身だぞ、その前に転職しろよと。

ブラック企業に勤めてしまった新社会人に言いたい逸話です。


光秀が有名なのでその影に隠れてはいますが、秀満も実は活躍してます。

文化財を守ることには徹底していて、敵に家宝を渡してから戦ったりしています。


実は出身や光秀との血筋などわかってない部分も多い謎の武将です。

入江さんについては私はノーデータです。すみません。


本能寺の変を決意させたのも秀満だったりと、陰で活躍しているので調べると面白い人だと思います。

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