四百九十五番槍 出陣を取りやめよ
大河ドラマ見ながら「竜宮小僧」について調べていました。
地方に伝わる精霊的なもので、困っている人をこっそり助けてくれるらしいです。
男の子の恰好をしているとか。
因みに「たで汁」が嫌いだそうです。飲むと死ぬレベルで。
「たで食う虫も好き好き」のたでですが、苦い植物らしいです。
大河でこの竜宮小僧がどう物語に絡んでいくか楽しみですね!
海道一の弓取りと言われたほどの今川義元は、来たる尾張侵攻のため休息を取っていた。
とは言っても、終わりなど所詮は小国。
おまけに当主は織田信長とかいう無名の大名。
さらにはうつけときたものだ。
余裕で侵攻でき、京へのぼる足がかりとしよう。
義元はそう思っていた。
なんにせよ、今は休息。
一眠りすることとした。
すると、義元の夢にふとある人物が現れた。
「今度の尾張侵攻を取りやめよ!義元!」
「な!兄者!」
現れたのは、義元の異母兄にあたる玄広恵探。
実は義元、この兄と家督を巡って戦ったことがある。
というか、義元が勝って兄を自害に追い込んだの。
「兄者は我が宿敵!敵の言うことを聞くようなたわけがどこにいる!」
「違う!敵味方など気にしている場合ではない!尾張に出陣すれば、お前は討たれて今川が滅びる!今回はやめろ!」
「うるさいぞ兄者!いっそここで切り殺してやる!もう死んでるけどな!」
「覚悟ー!ぉぉおお?夢か…」
そこで目を覚ました義元だったが、いささか気分は優れなかった。
そして迎えた尾張侵攻。
出陣途中で恵探の亡霊を見た義元は、刀に手を掛けた。
「お前人の夢に出て来たり何なんだよ!」
ここは家臣がなんとか止めて事なきを得たのだが…。
尾張侵攻が思い通りに進む義元は、霧の立ち込める中で桶狭間に布陣するのであった。
義元の逸話でした。
なんか霊見て騒いで刀抜いたって昔書いた気がするな…もしかして被ってる?
5年もやってるとわかんなくなってくる(言い訳)
たまに読み返さないとダメですね…。
もうすぐ五百番槍ですねぇ。
何かやりましょうか…げどー先生のイラストは果たして間に合うのか!?
因みにこの小説は千五十九番槍がラストと決めていますので、あと倍は皆さまお付き合いください。
1059…せんごく…戦国!
いつになるんだ…。