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四百九十三番槍 小話まとめ

リアルの方でちょーっと色々とありスムーズな執筆ができなくてごめんなさい!

リアルとは言ってもツイッターなんですが、心に傷を負ったフォロワーさんと柄にもなく真面目にやり取りしてたのですよ。

全っ然解決してないけど小説書きたい気分なので書きます。

私カウンセラーとかじゃないし…なんもできませんし!話聞くだけなら…と思ったら思ったより深刻だったのでもう時間経過を待つしかないなーと腹括ったところです。

なぜ…なぜ仲良くなるフォロワーさんはどっかしら闇を抱えているのでしょうか…。前もこういうことありましたし…。

私から話しかけることは皆無なので凄い謎です。


さてさて、執筆が遅い言い訳もしたので本編行っちゃってください!

「織田信長の朱印と言えば?」


「天下布武!」


晴美の質問に答えるのは妹の明日香。


歴史研究部の日常風景。


「天下を武で統一するって意味だよね!」


最近なんとなく歴史を覚えてきた明日香は、ここぞとばかりに胸を張る。


「うん。では、ここで言う『天下』とはどこを指す?」


「え?日本中…。沖縄と北海道を除いた辺りかな?」


きょとっとして、広げた腕を引っ込める明日香。


「ほんとに?信長は朝鮮出兵も計画していたようだが…?」


「え・もしかして大陸もはいるの!?」


「先輩、それはさすがに意地が悪いですよ」


隣で紗代が苦笑する。


「おお、そうか。実はこの天下布武の天下が差す範囲って、日本全土ではなく当時の信長の範囲一帯…近畿地方だけだったんじゃないかって言われてるんだ」


「え、せま…なんで?」


「だって、同盟国へ出した手紙にもバッチリ天下布武って朱印使ってるから」


「日本全国を意味してたら、お前の領地奪うぞっていう宣戦布告になるでしょ」


紗代が解説を付け足す。


「へぇ~…。なんか…一気にスケールが…」


「現実はそんなもんだ」




「あ、小田原攻めがもたらした思わぬ効果って知ってますか?」


今度は紗代が切り出した。


「ん?なんだろう…。大軍を動かすシミュレーションになったとか?」


「いいえ、実は小田原攻めがあったからこそ、各地の城下街に上水道が配備されたんですよ!」


「上水道?」


明日香が小首をかしげる。


「実は、日本初の上水道は北条氏康が整備したと言われています。これがあまりにも画期的だったので、小田原攻めの時にそれを見た大名がこぞって自国でも取り入れたらしいです」


「じゃあ、下水道は?下水道も北条氏康なの?」


「下水道は豊臣秀吉が大坂城下に作った太閤下水が始まりで、これは今も使われているくらいの代物」


「い、戦って…悪いだけじゃないんですね」


ずっと話を聞くだけだったひなたがここで感想を言った。


「うん。他国の知恵を盗めるって言う点ではね」




「戦と言えばー…軍神!上杉謙信って義に堅い悪いことは一切しない正々堂々の武将ってイメージありますよね!」


今度は乙葉が割って入る。


「実は謙信、北条のことをずっと『伊勢』って呼び続けてたの知ってますか?」


「伊勢…伊勢と言えば、北条早雲の本名が伊勢盛時とか伊勢新九郎だったな」


「そうなんです!その『伊勢』です」


「なんでですかー?」


明日香が手をあげながら聞く。


よくぞ聞いてくれましたと言わんばかりに答える乙葉。


「北条って苗字は、鎌倉幕府の北条氏から取ってるんだけど、それって関東を治めてたのが北条氏だったからそれにあやかってるの。でも謙信はそれを認めたくないからずっと伊勢って呼んでた。逆に北条氏康は関東管領として上杉姓を貰った謙信が許せなくてずっと旧姓の長尾って呼んでた」


「武田信玄も謙信のことを長尾って呼び続けたって逸話があるな」


「はい!それと一緒です。けど、下剋上で関東を支配した北条も、関東管領上杉家を保護した礼として苗字と役職を貰った謙信も、どっちも本物の関東を治める人じゃない辺りが…」


「まぁ、本物の関東管領は川越城の戦いでひどい目にあって地位もを失ってるから…」


「あとですね!謙信は毎年毎年北条に攻め入ってはすぐ引き返す謎の行動をしていたんです!」


「なんで…そんなことを…?」


「確かに、無意味な戦は避けるのが得策かと思いますが…偵察とかですか?」


ひなたも紗代も頭にはてなを浮かべている。


「これ、あくまで推測なんだけど、時期が毎回秋だから、領民や農作物を略奪しに出陣してたんじゃないかっていうのが有力なんだ!」


「え?謙信が?」


「うん!謙信が!」


明日香の言う通り、世間の謙信のイメージとはかけ離れている。


「当時は略奪とか普通だったから、無理やり人連れて来たりとかしてたみたい」


「なんかショック―…」


「まぁ生きるのに必死だったから…ね!」


歴史研究部の活動は下校時刻直前まで続いた。

一話分書くには足らない逸話をぎゅっと一本にしようと努力した結果がこれです。

キャラがいると便利だなーって思います。


私も天下布武知った時はビックリでした。せま!って思いました…。

天下ってなんだっけーって…。


またちっこい逸話集まったらこういう形で書いてみます。

たまには活動させてあげなきゃ!


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