四百九十一番槍 豊久の呪い
年末もう一本書く気でいたらあっという間に年明けましたね…。
あけましておめでとうございます!
真田丸総集編を実家で録画しダビングして家で見たところ、円盤が欲しくなる構成でモヤモヤな私ですが今年も頑張って小説書きます!
おんな城主直虎ももう一話が終わりましたねー。まだ見てませんが。
女性大河はこけるなんて言われてますが、私は期待してますよ!
去年の暮れに直虎は本当は男だった説が出てきて笑いましたが、まぁ最新の資料で歴史が動くなんてよくありますし…ねぇ?
さてさて、では今年ものんびりゆるゆる行きましょう!
宜しくお願い致します。
私もこんな感じでホクホクやります。
げどー先生イラストありがとう…。コミケのゲストでも描いてたらしいのに…。何の本か知らんけど…。
1600年関ヶ原。
布陣したはいいものの、味方武将の無礼に腹を立て、一切の戦闘を行わなかった島津軍。
しかし、気付けばそこは四面楚歌。
360°全部敵であった。
「ここは俺が食い止めます!義弘様は生きて帰ってください!島津の家…薩摩の国の未来はあなた様にかかっておりまする!!!!」
島津豊久は、大将の義弘の身代わりとなって戦場のど真ん中に残ると叫んだ。
「我こそは島津義弘!この首取れるもんなら取ってみやがれ!!!」
叫んだはいいが、多勢に無勢。
命かながら戦場を抜け出した豊久だったが、無数の鉄砲を撃ち込まれたことにより満身創痍。
助かるかもわからなかった。
そんな時、偶然7つの家が並ぶちょっとした集落を見つけた。
「頼む!すこし匿ってくれ!豊久様が危ないんだ!」
家臣は一軒一軒出向いては匿ってくれる家を探した。
しかし…。
「万が一匿ってそれが知られたら怖い」
「侍は何をするか分からん」
そんな理由で家には入れてくれなかった。
「くそっ!あぁ…。豊久…様……」
満身創痍の体に床に伏すことすらできない現状は、豊久を回復どころか悪化に追い込み、ついに息を引き取ることとなった。
それからのこと。
この集落の周りには草木が一本も生えなくなった。
さらに、この集落は明治までずっと民家が七軒あるだけで栄えることはなかったという。
人々は口をそろえて「豊久の呪いだ」と語り続けたのだった。
新年一発目とは思えない内容の逸話でした。
めでたいの書けよ…。
豊久が生きて戦場脱出したところまでは史実っぽいですね。
ただ、そのあとは諸説あります。
本文のように、民家に匿ってもらおうとしたら拒否られてそのまま死んだという説。
逆に民家に匿ってもらってたけど、家の人に迷惑をかけたくないと自害した説。
そして異世界に転生して妖怪首置いてけになった説(真に受けないでください。「ドリフターズ」ネタです)
しかしいずれにせよ関ヶ原付近で討死しているようですね。
え?なんでこの逸話を今書いたかって?
大河→直虎→直政→関ヶ原→島津→豊久
間接的に直政を討ち取ってますから!
五円玉さんから歴史の本を大量に貸し付けられたのでこれ読みながらまたちまちま逸話探します。
お勉強フェイズで更新にぶったらごめんなさい…。