四百九十番槍 真田丸ロス
ド直球サブタイトルです。
真田丸完結しましたね。
ちょっと真田丸の感想つらつら書くので興味ない方とネタバレ回避の方は読み飛ばし推奨です。
最終回はなかなか泣けましたね。
「望みを捨てぬものだけに、道は開けるのです」っていう幸村のセリフ、そのままばば様のセリフなんですよ。
あと、最後の幸村の騙し討ちは、昌幸から教わった喧嘩の戦い方ですね。
幸村の中で生き続けるばば様と昌幸が見れました。
家康と対峙する幸村、かっこよかったですね!
十文字槍を穂先を上にして地面に突き刺し、槍に銃を乗せて家康を狙うとかもうかっこよすぎました!
「お主のような戦でしか生きられないような者の居場所などない!」って家康が行ったとき、戦国時代の象徴でもある幸村は「ここで死ななきゃいけない」って私は見てて思ったのですが、皆様はどうでしょうか?
さらっと流された毛利の大活躍とか晴れ晴れしましたし、秀忠の逃げるは恥だが役に立つを絵に描いたような行動などなど、見てて面白かったです!
内記や作兵衛の討死は泣きながらみてましたが…。
ありがとう真田丸!
30日の総集編も見逃せませんね!
真田幸村が九度山で過ごしていたころに生まれたのが、息子の大助。
時は移りゆき、大坂冬の陣で父は真田丸を築き徳川勢を一蹴。
夏の陣では真田丸が破却されながらも、古墳や寺町を要塞へと改造して圧倒的不利の中徳川を追い詰めた。
そして迎えた天王寺の戦い。
直前の戦いで太ももに矢を受けていた大助は、出陣直前に父と約束をしていた。
「ヤバくなったら城に戻って、秀頼公をお守りするのだ!万が一秀頼公が切腹となったら、お前はそれを見届け、武士らしく、誇り高く腹を切れ」
それが幸村からの命だった。
「俺は…父上とともに戦って死にたいと思います!だから、お側に」
「ダメだ!秀頼公を守るのだ!お前は、城に戻れ!」
「…わかりました」
こうして始まった天王寺での戦で、真田隊は壊滅。
「行けぇ!大助ぇ!あとは頼んだぞ!」
「必ずや!」
大助はすぐに父の命に従い城へ戻った。
しかし、戻ってすぐに気になったのは父の安否。
「お主は真田の兵か?父上はどうなった?」
「殿は…。満身創痍で徳川の陣に突撃し、返り討ちにあいました」
戻ってきた家臣からの報告は、あまりに残酷だった。
「そん…な…」
大助は膝から崩れ落ち、泣いた。
そして懐から母から貰った数珠をとりだし、ひたすら念仏を唱え始めた。
「大助殿、お主は豊臣に特別恩があるわけでもないだろう。今のうちに城を出て、どこか安全な場所で隠れ住むがよい」
そう声を掛けられたが、大助は返事すらしなかったという。
そして、秀頼が死に、豊臣が滅ぶと大助もいよいよ腹を切る時が来た。
「腹を切った後、俺が大助だと分かるように防具を付けたまま腹を切る。介錯は頼んだぞ」
そう言って、深く息を吸った。
「我こそは日の本一の兵、真田源次郎幸村の長男である!!!!」
そう叫ぶと同時に、大助は果てた。
「さすがは真田の子。最期まで真の武士であった」
大助の切腹を見た人々は、そう呟いて涙したのであった。
前書きで真田丸の話したのでちょっとだけ。
劇中裏切った台所頭、大角与左衛門ですが、実際にやつが内通してた説あります。
謀反を起こして戦の最中に台所に火を放ちました。
家康にこの謀反を評価してもらいたいなーと思ってたら病死したんですが…。
武将だけでなく台所頭にも注意しなきゃいけないのが戦国時代です。
信長のシェフは謀反とか考えなさそうでいいですね。
さて、真田大助の逸話でした。
息子も頑張ってたんですよ。
幸村の子であることを誇りに思っていたようで、死ぬ直前に叫んだとか。
父も子も立派に散った真田でしたが、その血は絶えることなく東北に残りました。
伊達の功績も大きいのでここは政宗に感謝です。
真田丸も終わってまた来年は直虎ですね!
先週直虎が男だったかも説が浮上したのは驚きでしたが…。
来年も期待しましょう!