四百八十六番槍 新証言 又兵衛の最期 幸村の最期
さらっと小説タイトル変えました。
「日の本のお殿様」はそのままに、「史実・逸話紹介」と付け加えました。
「タイトルだけでどんな小説か分かる方がいい」と友達に言われたのでこうしたところ、「言いたかったこととなんか違う。もっとこう…異世界に転生したらいきなり俺最強になっちゃってモテモテ…みたいなのをイメージしてたんだ」と言われましたがそんなの知らんと一蹴しました。
そんなわけで、飽きるまでタイトルこれで行きます。
苦情が来たら戻します。
「くそっ!毛利勝永も真田幸村も何してやがる!早く来い!早く!早く…!」
濃霧の中、ただ一隊で伊達政宗とぶつかってしまった後藤又兵衛は、連携する手はずだった真田隊と毛利隊の援軍を信じて戦っていた。
しあkし、この二隊は濃霧で進軍が遅れていた。
「くっ、もう…ダメなのか…?」
又兵衛の心が折れたその時だった。
「ぐわっ!?あっ…!」
腰に鉄砲が命中。
もはや動けなくなってしまった。
「もはやこれまでか…。俺はここで死ぬ!あとは任せたぞ!敵にこの首取らせるな!平右衛門!」
「はっ!」
又兵衛が呼んだのは、家臣の金万平右衛門。
「介錯を頼んだぞ。この刀でな」
「かしこまりました…!」
そう言って、又兵衛は豊臣秀頼から譲り受けた脇差「行光」を手渡した。
最期まで豊臣のため、忠義を貫いたのである。
こうして、秀頼から授かった刀によって又兵衛は介錯された。
「後藤又兵衛、討ち死に」
平右衛門によって秀頼に届けられた又兵衛の折れた刀が、その事実を残酷なまでに物語っていた。
また五人衆の討死は豊臣滅亡が目前であることも示していた。
それから直ぐ後、真田幸村も討死することとなる。
捨て身の突撃を押し戻された幸村は、松平忠直隊と衝突することとなったのだ。
忠直は、家康の孫にあたる武将である。
「我こそは松平忠直の家臣、西尾宗次!真田幸村!その首貰った!」
「まだだ…!まだ…折れぬ…!」
幸村はもはや立つのもやっとの状態で槍を振るい、宗次と戦った。
しかし、そんな状態で勝てるわけも無く…。
「真田幸村、討ち取ったりー!」
宗次は幸村を討ち取り、首を家康に届けたのだった。
こうなってしまってはもはや戦えるだけの力は豊臣に残っているはずもなく、ついに繁栄を極めた豊臣家は滅亡したのであった。
この又兵衛の逸話、発見されて一般に発表されたのついさっきなんですよね。
今日発表されたできたてほやほやの逸話です。
ノリで書いてみました。
幸村の方は今日ではないですが、討ち取ったとする人の証言です。
どうも通説の「松に寄りかかって休んでいたところを敵に見つかり首を取らせて手柄にさせた」っていう感じじゃなさそうですね。
新しいことがわかってくるのも歴史の面白いところですよね!