四百八十番槍 ダメ武将と名将
今回は大河から離れて、何気に初登場と思われる武将の逸話を。
そういえばこの人出してなかったような気がするなーと思い立って書いてみました。
実は忘れてるだけってことは…ないよね?
あと今後の真田丸で出てきそうな人と言えば…塙団右衛門か…。
大坂5人衆…書こうかなー。
「ぴーちゃん!ぴー太郎!ほぉら、餌のネズミだよ」
庭で2匹の妙にデカい猛禽類に餌をあげるこの老人は、朝倉宗滴。
朝倉家の繁栄を築いた名将である。
庭のデカい猛禽類はタカで、宗滴が卵から育てた愛鷹である。
ちなみに、タカを卵から育てようなんて考えたのはこの時代宗滴ただ一人である。
そんな様子を見て、家臣が言う。
「いやぁ、さすが宗滴様!タカを卵から育てる名将とはすごいです!」
すると、宗滴は語る。
「いや、名将と言うのは、その生涯で一度大敗を喫してそれを乗り越えた者をいうのだ。わしは負けることなくここまできた。名将とは言えんよ」
タカに餌をあげながら答える宗滴に、家臣は心底感心した。
「では、具体的に誰が名将なのですか?」
家臣がきくと、宗滴は答える。
「そうだな。名将と呼べるのは武田信玄、上杉謙信、織田信長、三好長慶、毛利元就、正木時茂だろうな」
「名将の中に知名度で一歩劣る里見家の家臣が入ってますね」
「逆にポンコツな武将は細川晴元、大内義隆、土岐頼芸だな」
「あー…どれも納得です…」
宗滴から見た名将とポンコツ武将。
特に織田信長は、宗滴の見込み通りこの後躍進するのであるが、それは宗滴の死後の話である。
朝倉宗滴の名言から逸話を一つ拝借してきました。
信長の台頭を予言した人です。
どうしても老人のイメージですよね。
実際どんでもない名将で、戦に外交と優れた能力をいかんなく発揮して朝倉家を支えました。
実際宗滴亡き後朝倉は…既知の通りでございます。
80歳にして大将を務めるなど、生涯武将としてあり続けた宗滴。
名将であることに疑いようはありません。
さて、どこかに井伊直虎の逸話落ちてないかなーと探りを入れつつ大坂5人衆の逸話も探していきます。
いつものように感想・レビューなどなどお待ちしてます。
次感想書いていただいた方はなんと丁度200件目になりますよ(せこい)