四百七十六番槍 ちちんぷいぷい春日局
いよいよ次回「真田丸」で昌幸が死ぬんでしょうね。
昌幸の死は見たくないです…。ずっと主役だと思って見てたのに…。(おい)
昌幸が大坂の陣まで生きてれば変わったかなーとも思わなくはないですが、昌幸一人ではそうでもないかもですね。
真田紐とか九度山脱出とかくらいしか逸話ないですから仕方ないかもですが、一気に11年飛ぶんですね。
いよいよ大坂の陣に突入する真田丸!
続きは見たいけどハッピーエンドじゃないの知ってるので複雑な気分です。
なお、この小説では慣れ親しんでいる「幸村」のほうで今後も行こうかと思ってます。「信繁」ではなく。
ツイッターでアンケート取ったら割れたんですけどね!
あと、大阪の陣で秀頼が裏切り者を城から突き落としたと言う史料が見つかったそうで、興味深いですね。
「ああ、神よ。この子の病が治るのであれば…私は死んでも構いません。どうか…この私が薬を二度と飲まないのと引き換えに、この子の命を助けてください」
祈る女性は春日局。
徳川家光の乳母である。
26歳になった家光は、天然痘に侵されていた。
家光の回復を祈るため、春日局は自ら薬を断ったのである。
「知仁武勇御代の御宝」
そういって、苦しむ家光を慰める春日局。
家光の看病につきっきりになった。
その甲斐あってか、家光は見事天然痘を乗り越え生還した。
しかし今度は春日局が病に倒れた。
「頼む!薬を飲んでくれ母上!」
家光自ら薬を飲ませようとするほど、春日局を心配していた。
「家光…そんなもったいないことしなさんな…。その気持ちだけで十分ですよ…」
あの時誓った薬断ちを守るため、春日局はこれを拒否。
もしここで薬を飲んで、神との約束を破ったらまた家光に何かあるかもしれないと思ってのことだった。
「いいから飲んで!!」
家光は強引に薬を口の中に押し込んだ。
「…ありがとうございます」
「ゆっくり休んでおれ」
「はい」
部屋から家光が出て行くのを笑顔で見送ると、そっと薬を吐き出したのだった。
今回の逸話は感想で提供していただいたものです!
ありがとうございます!すごく助かりましたし、私も勉強になりました!
「知仁武勇は御代の御宝」は「チチンプイプイ御代の御宝」と変化した、今でいうところの「ちちんぷいぷい痛いの痛いの飛んでけー!」の元の言葉です。
春日局が元になった言葉で、意味は「お前は武勇と知力に優れた徳川の宝なんだから泣くんじゃない」ですって!
そうなんです!「ちちんぷいぷい」は春日局発祥だったのです!(私も教えていただくまで知りませんでした)
というわけで、今後の大河の展開を楽しみにしながら今回は終わります!
あ、5周年イラストをげどー先生に発注したのでこのまま何もなければ来月掲載できるはずです。
因みに10月13日が5周年にあたる日です。