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四百七十番槍 見抜けなかった変装

ひなた

「あのね、紗代ちゃん。作者さんから伝言で、逸話見つからないから時間稼いで、って」


紗代

「大丈夫。村上先輩からも同じこと聞いてる」


明日香

「あー、先輩たちと晴姉ぇ、今北海道に向かってるもんね。ヤマト先輩も一緒に」


ひなた

「で、でも…どうして…北海道…?」


紗代

「松前城に行くって」


明日香

「あれ?帰雲城じゃなかった?」


紗代

「変えたみたい」


ひなた

「と、とにかく、暫く私たちで…がんばろっ!」


紗代

「そうね」


明日香

「お土産に期待しよーっと」

上杉謙信のもとにその一報が届いたとき、食事中だった彼は好敵手を失ったと泣き、城下の音楽を3日間一切禁止し、武神へ礼の気持ちを捧げたという。


同じ一報が北条氏政のもとにも舞い込んだ。


「信玄、死す」


氏政の宿敵である武田信玄(弱点はイモムシ)。


武田家は信玄と言うカリスマ一人が国を支えていたこともあり、これの死は国一つが崩壊しかねない危機だと言うのは周知のことであった。


裏を返せば、攻める最大のチャンスとも言えよう。


そこで氏政は考えた。


「本当にあの信玄公が死んだのか?本当なら攻め入るチャンスだ…。しかし、万が一虚報だったら非常にまずい…。よし、江雪斎よ!ちょっと探ってこい!」


氏政は僧の板部岡江雪斎を呼び出し、甲斐に向かわせた。


因みに、同じ報を受けた謙信は「大人げないことはしない」と甲斐を攻めるという家臣の意見を一蹴している。


さて、甲斐に着いた江雪斎は、見舞うので信玄に会いたいと申し出た。


しかし、そこは信玄公(馬場信春にイモムシ握らされた)。


「3年は我が死を隠せ」が遺言であり、家臣もそれを徹底していた(上杉や各所にはすぐバレたがなっ!)。


信玄の弟であり、見た目がそっくりで影武者を務めた信廉が信玄のフリをしていた。


出家した僧侶の身なりで、部屋を暗くして簾越しに面会。


これで向こうにいるのがそっくりさんとなれば完璧。


「信玄公がご息災でなによりです」


「病がうつっては申し訳ないのでこの距離での面会となり申し訳ない。氏政殿によしなに伝えておいてくれ」


この武田家の策にすっかり騙された江雪斎。


帰って氏政に報告した。


「信玄公は生きてました」


こうして、とりあえずは北条家の侵攻を免れたのであった(後にすぐばれちゃうけど)。


前書きで久々にキャラ出したらキャラの呼び方とか一人称とかだいぶ怪しくなってました…。

というわけで、ただ今松前城書いてるのでそのうちアップします(大阪は?)


今回の逸話そのまますらすら書くとすぐ終わっちゃうので無理やりボリュームアップさせてみました。

信玄がイモムシ嫌いだったとか、そんなんで一本書けるわけでもないのでちゃらっと野次みたいにして挟んでみました。


出だしの謙信の話だけで一報の内容が「信玄の死かな?」ってわかった方はツウだと思います。


板部岡江雪斎。真田丸で有名になったのではないでしょうか?

信繁と沼田の取り合いで話してた人。


最近研究が進んできた人物みたいですね。

マニアックな人が出てくる真田丸オススメです。


真田丸放送中には大阪・京都・姫路編をまとめたいですね。

真田丸が存在した場所とか行ってきたので是非見ていただきたいのですが、写真が800枚以上あって面倒…というもやしメンタルが邪魔をしています。


まぁ、松前終わったら本腰入れます!はい!

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