表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
525/607

四百六十六番槍 なんか萎えた

大河ドラマ、北条が滅んだ回で違和感を持たれた方は多いのではないでしょうか?

そこは官兵衛だろ!と思いながら私も見ておりました。


あれは史実じゃなくて創作だよね!と思われる方も多かったと思いますが、三谷さん曰く「官兵衛はあくまでオフィシャル。裏で徳川がこっそり開城を交渉してたのは史実。そこで主人公の信繁(幸村)を活躍させたかった」とのことで、なるほど!とスッキリしました。

事実、この時期の幸村の行動はハッキリ伝わっているわけではないので、もしかしたら史実だったりするかもですよ~?


当初は幸村が秀吉のもとで働いていることすら違和感だったのですがあれは最新研究による史実らしいです。出展とか確かな資料を見たわけじゃないので「らしい」って言わせてください。


私は史実に拘ったりはしないので面白ければいいじゃん!って思ってるのですけどね!(今年の大河は面白いと思います!)

史実に拘ると「敵は本能寺にあり!」って叫べなくなっちゃいますし!(あれは創作だとはっきりしています)


まぁ、数年前に官兵衛やったのでちょっと「お?」とは思いましたけどね!

史実だ史実じゃないだに拘って大河を見るのであれば、各作品で秀吉が死ぬとき枕元にいる武将が毎回違うこととかにも突っ込みいれることになっちゃいますし…。


さてさて、そんなわけで、今回の逸話は前回の大河でわりとあっさり切腹した利休の逸話です!

千利休と言えば、侘び茶を完成させた茶の湯の名手。


その利休が旅先で耳にしたのは、この地でも侘び茶を行う者がいるということだった。


「侘びの精神を持つものか…。一度会いに行ってみるかな」


そう思い立った利休は、その茶人のもとを訪ねることにした。


時間はまだ世が明けぬ、未明。


迷惑を顧みず利休は茶人の家をノックするのであった。


「ごめんください!」


「誰ですかー?こんな時間に…わわっ!これはこれは利休様!いかが致したのですか?」


思わぬ訪問客に驚く茶人。


そんな時間に起きていたことにも驚きだが、そお説明は無しに茶人は利休を家の中へと案内した。


「少しばかりお待ちくださいませ」


そう言うと、茶人は柚子味噌のみで味付けされた軽食を運んできた。


「これは…最高に侘びってますなぁ。いただきます」


利休は食べながら、小さな違和感を抱く。


(しかし…嫌に綺麗に掃除されているな。部屋の隅にも埃一つ落ちてない)


そんな疑問を持たれているとはつゆしらず、茶人は利休に今度は酒を振る舞った。


「おお、忘れていました。いい肴があるんです。大坂から取り寄せたカマボコです。ささ、いかがですか」


これで利休は確信した。


「さてはお主、私がここに来ることを予め聞いておったな?おかしいと思ったんだ。やけに丁寧に掃除されているし、妙に準備もいい。さらにはこんな時間なのに起きている。なんか、萎えちゃったなぁ」


「そ、そんなことは!」


茶人は焦る。


「急用を思い出した。これにて失礼いたす。いずれまた、ゆっくりお茶をたてようぞ」


「り、利休様!お待ちください!」


茶人の説得に聞く耳を持たず、利休はそのまま屋敷を出て行ったのであった。


ちなみに、その「いずれ」は一生訪れることはなかった。

利休萎える。

そんな逸話でした。


偶然を装って神対応されても幻滅しちゃいますよねー。

知ってたなら先に言えよ!と。


未明に知らない人の家に突然訪ねるあんたもあんただ、利休さん。

まぁ当時と現代の価値観を同じとみるのはいかがなものかとは思いますが…。


さて、大河由来の利休の逸話でした!

明日か明後日でもう一回くらい書きたいけど…。

ネタがあれば書きます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ