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四百六十四番槍 乗り初めの無礼

今年の大河は面白いですねー!

「えらいことになった!」「わしはどこで間違えた…?」「黙れこわっぱ!」「大名でもない父上」

もうとにかく名台詞が多くて!

いやぁ、真田丸いいですわー。


史実をちゃらっと無視したり現代語で喋ったりしてるあたりも例年とは違いますね。

しかし、どの大河見ても三成は悪者っていうのはおもしろいですね。


というわけで、今回は三成の逸話です。

石田三成が豊臣秀吉に仕えてから3年経ったとき、馬の乗り初め式を執り行うこととなった。


帯を締め、羽織を着こんでピシッと決めた三成。


馬も着飾って非常に晴れやかなムードで行われたこの式だったが、ちょっとしたアクシデントが起きた。


三成の帯の結び目に、羽織の裾の部分がかかってしまったのである。


これではみっともないと思った家臣が、すぐに乱れを直しに参った。


さっと直すつもりでいたのだが、慌てたのか帯の結び目をはたいてしまったのだ。


実はこれ、非常に無礼な行いに当たる。


家臣がしていいことでは決してないことなのだ。


家臣はハッとした。


その場で切り殺されてもおかしくない。


しかし、三成はその場では特に何をするわけでもなく、気にする様子も無く式を続けた。


後日、この家臣は三成に呼び出された。


「申し訳ございませんでした!とっさのことだったとはいえ、取り返しの無い無礼なことをいたしました!この命、いかようにでもしてください」


家臣は三成の待つ部屋に入るなり、死も覚悟の上で平身低頭で謝罪した。


「…いや、お前はわしのために働いてくれた。それはよく分かっている。そのような者をどうして殺せよう。ただ、式で無礼を働いたことも事実。このまま続けてはお前も居心地が悪いだろうし、わしも示しがつかん。よって、申し訳ないがお前は今日限りで解雇する。ただ、これは感謝の気持ちだ。退職金として受け取ってくれ」


そう言って、三成は15両という大金を家臣に渡したのだった。


後にこのことを知った秀吉であった。


「なるほどなぁ。三成はちゃんと部下を思いやる心を持っている男なんだなぁ。あいつなら、人の心を掴むことも簡単にやってのけそうだ」


こうして、秀吉は三成をさらに信用するようになったのだった。

石田三成の逸話でした。

良いところもあるんですよ?ただのチクリ魔じゃないんです。

まぁ、個人的には嫌いですがね…。


ところで、帯の結び目をはたくのって無礼なことなんです?

礼儀作法とか詳しくなくて…。


さて、ネタが無いので次からは手探り更新ですよー。

こいつ面白い逸話アルヨ!っていう情報がありましたら是非救いの手を差し伸べていただきたいです…。

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