四百六十一番槍 真面目ちゃんとご老人は大切に
明後日から北海道行ってきます。
企業に呼ばれました。
…遠いなぁ。
居城、鹿野城の城下町を繁栄に導こうと考えている男がいた。
亀井玆矩である。
玆矩は、毎年恒例の行事として、夏が来るたびに近所の老人を城に招いては、宴会を催していた。
しかも、米や麦と言った手土産も持ち帰らせるほどの大盤振る舞いだった。
「老人はその豊かな経験から、多くを教えてくれる。故に大切にするのだ」
玆矩はいつもそう言っていた。
また、玆矩は真面目に働く者が好きだった。
ある日、玆矩は真面目に毎日仕事に取り組む加治屋に出会った。
「お!お前は毎日真面目に働いているな!」
「はい!お仕事ですから!お客様の声にも応えて行かなければいけませんし!」
「偉い!褒美を取らせる!」
玆矩は、真面目に働く加治屋に、褒美を与えたのだった。
これを見ていたのが他の加治屋。
城主お墨付きの店とあれば繁盛もする。
そして何より、褒美が羨ましい。
そこで、他の加治屋も真面目に仕事に取り組むようになった。
「うむ!人の良いところを見て、我が振りを直すのはとても良いことだ!」
玆矩は、こっちの加治屋にも褒美を出したのだった。
逆に、玆矩の嫌いなもの。
それは、治安を乱す乱暴ものや、賭け事や盗みを働く犯罪者。
さらに、真面目に働かない不届きもの。
玆矩はこのような人を追放しまくった。
その結果、城下は繁栄していったのだった。
善政を敷いた玆矩の逸話です。
玆の字が環境依存なんですよね…。
読めなかったらすみません…。
これのり、です。
では、今日はこの辺でー!