四百五十七番槍 死して尚、士気を高めよう
二か月弱…失踪してました…。
就活って大変ですねぇ~…。
今月の終わりには北海道行かなきゃいけないんです…。
はぁ~…もうちょっと忙しいです…。
ここは佐賀城城下の街。
城の守りの要となる、多布施に自ら好んで屋敷を設けた老将がいた。
この老将、毎日欠かさず数キロは離れているであろう寺まで足を運んでは、お家の繁栄を祈っていた。
名を鍋島直茂という。
若き頃は竜造寺家でその敏腕を振るった猛者の姿は、もはや過去のものとなって今や面影すらも見当たらない。
そんな年老いた直茂は、いよいよ日課の寺への参拝すらままならなくなった。
病床から起き上がる力ももはや残されてはいなかった。
「…わしがもう立てぬというのは、知らない間に罪を犯したからだろう。これはその天の罰じゃ…。せめて、この体が朽ちる前に死にたい」
そう言って、自ら食事と薬を断ったのである。
この日から、直茂は終活を始めた。
まず、自分の墓の場所を決めた。
「敵に攻められたとき、わしがここにいれば、その上を敵に通させないために士気を上げるだろう。だから、ここなんだ」
自らの墓すらも、自軍のために使おうと考えたのである。
「いいか?幕府がもしも国替えを命じてきたら、即座に一戦交えていい!」
直茂は、最期まで家が栄えることを祈り、眠りについたのだった。
鍋島直茂の逸話でした!
久しぶりに書いたから何かおかしいところがあるかも…。
まぁ、直茂が自分の墓を士気の向上に使おうとしたっていう逸話です!
最後の最後まで策士でした。
ではでは、今回はこの辺で!
北海道に城ってあるのかなぁ…。




