四百五十番槍 賢人は絶えた
ひぃぃ~常識力テストの問題が意味わからん…。
Aさんはある作業をやると5時間かかります。
Bさんは6時間半かかります。
同じ作業を二人でやると何時間かかるでしょう?
知るかーーー!!!
こんな感じです…。
どう解くのこれ…。
「うぅ…最近頭が痛い…。もうダメかも知れない…」
隠居してからというもの、頭痛に悩まされるようになった小早川隆景。
体調の悪化が目に見えて深刻化し、死期を悟っていた。
「最後になるかもしれない…。弟の顔が見たい…」
そう思い、体に鞭を打って弟の元清のもとを訪ねたのだった。
この元清、もうずいぶん前から寝込んでいる。
ずっと体調が治らなかったのだ。
「兄さん…。俺、兄さんよりも先に逝くよ…。待ってるから…」
「…自分の方が先に逝くことになりそうだ。こちらこそ、先に逝って待っているぞ」
そういって、別れを告げたのだった。
それから間もなく、隆景は旅立った。
元清よりも一か月だけ早い最期だった。
隆景死去の情報は即座に豊臣秀吉に伝わった。
「隆景様ですか…。惜しい人を亡くしましたね。彼は、中国地方を治めるには余りある力の持ち主でした」
秀吉側近の僧がそう言うと、秀吉はそれを訂正した。
「あやつは、中国どころかこの日の本全土を任せたとしてもまだ余りあるほどの器の持ち主であった」
そう言って、隆景の死を悼んだのだった。
また、官兵衛も隆景の死を聞いた。
「これで…日の本の賢人は絶えた…。まこと、惜しい人物がまた減った…」
そう嘆いたのだった。
久しぶりの投稿でした!
すいません…。
毎日が日曜日みたいなものなのにね…。
さて、隆景死去の逸話でした。
多くの人に惜しまれたようですね。
善政を敷いたりと政治手腕も抜群だったようです。
日本一国を統治しても余りあると秀吉に言わせたほどの実力者です。
人望にも厚く、素晴らしい人だったことが伺える逸話でした。