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四百四十二番槍 上田合戦の睨み合い

昨日はドッジボール書いてました。


1年前の作品です。

年内には終わらせます。


そんなわけで、4日ぶりの更新ですねー。


「猫耳さばいばー」なるゲームを気まぐれでスマホに入れてやってます。


因みに、スマホに1年経ってようやく初ゲームです。


特に理由なく入れてみました。


擬人化した猫で犬を追っ払うという、犬派の人に真っ向からケンカ売るようなゲームです。


意外とまじめにやってるあたり、自分でもなんだかよく分からん…。

第一次上田合戦で、徳川家は数で劣る真田軍に敗北、敗走した。


「追撃が来ます!お逃げくだされ」


大将を逃がし、殿しんがりを務めたのは鳥居元忠だった。


追撃してくるのは真田信幸。


もはや一国の猶予も無い。


必死の思いで、神川を渡る。


渡りきったところで、元忠は軍配を天に掲げた。


「者ども退くな!ここが踏ん張りどころだ!もう一度陣を敷くのだ!」


元忠は川を渡りきったところで散り散りになった兵を集め、陣形を整えた。


川の向かい側には信幸が構えている。


そこに、遅れて昌幸も到着した。


「おお、これは…。敗軍を立て直すのは並大抵のことではないぞ!信幸、お前も見習うのだ!」


昌幸は、敵からも学ぶことがあると息子に教えるのだった。



一方、なんとか布陣した徳川軍殿部隊。


「なぁ、追撃しね?」


そう言ってきたのは大久保忠世。


真田に攻撃しろと言い出したのだ。


「バカ言うな!こっちは敗軍、士気も下がっている。向こうには援軍が来るかもしれないんだぞ!万に一つも勝ち目は無い!」


そう言って、追撃案を一蹴。


その後、お互いに睨み合いの末、陣を解いたのだった。



しかしその翌日。


再び元忠と、少数の兵で出陣した昌幸が睨み合った。


そこにやはりあの声が。


「なぁ、攻撃しね?」


忠世だった。


「地の利は真田にある。しかも奴は名将。策があるに違いない。その策を乗り越えてでも勝てるというならよかろう」


「…」


ここでもやはり睨み合いの末、激突することなく両者撤退したのだった。

鳥居元忠でした。


大石内蔵助の祖先です。

AKR47…赤穂浪士の。


血染めの畳やら天井やらで有名でしょうかね。


畳はそうでもない?


家康が、元忠が切腹して血で染まった畳を江戸城の伏見櫓に置いたっていう逸話です。

天井の方は、現存していますよ。血天井。


忠義の塊みたいなもんなんですわな。

お前たちも見習えみたいな意味で畳持ってきたみたいです。

この畳を埋めた塚が現存します。


それほどまでに元忠は名将なんです。


今回の逸話は、元忠も信幸も、ともに名将ゆえ動かなかったのでしょう。


こいつに噛み付いたらただじゃ済まないっていうのが分かっていたからこそ、睨み合いで終わる結末だったのだと思います。


元忠かっこいいっす!

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