四百三十九番槍 一時の城ならいらぬ
「松山城 狸」で検索したら面白そうなものが出てきました。
これは使えるかも…?
これで一本書けるかもです!
まずはレポート終わらせなきゃなんですけども…。
勘弁してください…。
せっかくクリスマスも年末も予定が入ってリア充ヒャッホイな気分だと言うのに…。
(集まるメンバーがいつもと同じ男オンリーなあたり私の人脈の薄さがうかがえます)
「今日からここの守りをしてもらう」
黒田長政の命により、鷹取城主となった母里太兵衛。
城を見て、まず思った。
(…この城、こんな装備で大丈夫か?)
「殿!この城、こんな紙防御で大丈夫っすか?」
「大丈夫だ、問題ない」
「石垣の補強とかしたいんですけど!」
「この城は長く持たせる城ではない!よって、この城には人手は回せない」
「そんな一時的にしか使わない城の主などまっぴらごめんだね!」
そう言って、太兵衛は出て行ってしまった。
それを見ていた栗山善助。
太兵衛とは義兄弟の契りを結んだ仲である。
そんな善助は長政に質問した。
「殿、なぜあのようなことを…?」
「敵は細川忠興。奴は小倉城から攻めてくるであろう。この城は、その時に籠城し、本城の福岡城からの援軍が来るまで耐える為の城…。しかも太兵衛ともなれば間違いなく城を守ってくれるから、城の改修など不要だと言ったのだ」
「…って、殿が言ってた」
善助は長政の言葉を太兵衛に伝えた。
「なんだ…そんな回りくどく言わずに直接言ってくれればいいものを…」
こうして、太兵衛は鷹取城主になったのだった。
母里太兵衛でした。
ひらがなでも漢字でも文字数が一緒の太兵衛です。
大河ってもう終わるもんかと思ってたら12月もやるんですね。
びっくりです。
さて、太兵衛ですが、長政からも信用されていたことが伺えますね。
黒田八虎の一人ですから、実力もかなりの物です。
というか、主君にこんな態度取る家臣も凄いですよね。
さすがは黒田武士…。