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四百二十二番槍 織部好み

国家試験終わりましたー。


ネガティブな私は「受かる」と言うよりも「落ちない」と祈るのでした。


(お前解けた問題の方が少ないくせしてよくそんなことが言えるね?)


…さーて、また来年頑張ろー…。


ううう~…。昨日受験期でもやったことないくらい勉強したのにぃ…。


参考書を著者本人から借り受けてこんなでした…。


著者誰かな~…?

研究室の先生でした!


どんな顔すりゃいいんだ~…。

「ドナドナドーナードーナー」


「さらばー利休よー旅立ーつ船は~」


利休が京を去ることとなった朝、細川忠興とともにこの茶の湯の師を見送った古田織部。


豊臣秀吉の命により、利休は京から追放されたのだから、これを見送るなんて行為は見つかったら大問題。


それでも自らの恩師ともいえる利休を見送りたかったというのだから、茶の湯の第一人者は幸せ者である。


この後、時を置かずに利休は腹を切ることになった。



利休亡き後、秀吉に茶の湯の指導を任されたのがこのへうげもの、古田織部であった。


「利休のは町人向けの茶の湯だった…。織部、これを武士風にアレンジしてみろ」


秀吉は織部にそう告げた。


こうして、織部は利休と違う路線を歩みだした。


「武士たる者やはり大きいものを!」


そう考えた織部は、まず利休時代は2畳ほどだった茶室を4畳まで広げた。


次に、窓を付けた。


そして、茶器も変えた。


「大きいのが良い!でっかいのだ!」


利休は侘び寂びを重視した地味なものだったが、織部は大きくて歪んだ茶器を好んだ。


通称「織部好みと呼ばれたこの茶器は、全国で大ブームとなった。


織部好みの代表例「古伊賀水指 銘破袋」


少々歪んだとっくりのような形をした茶器で、一番の特徴は下部の膨らんだ部分に大きなひびが入っていること。


「このひびがいいね!今後このような作品は作れないだろう」


銘破袋を見て、織部はそう言ったのだった。

古田織部の「織部好み」の逸話でした。


(どうでもいいけど、今キーボードの」(かっことじ)の効きが悪くてストレスです)


織部好みですが、流行したと思ったら速攻で流行が去り、ほとんどの茶器は破棄されたためよく分からない部分も多いとか。


…って「歴史秘話ヒストリア」で昔やってた(おい


因みに、古伊賀水指 銘破袋は現存します。

画像検索で出てくるかな?

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