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四百十七番槍 幻術を操る程度の能力

学校始まりましたー。


また日常に戻ります。


まずは夏休みの宿題を終わらせます…。


三つ子の魂百まで、とはよく言ったものでして、私は昔から夏休みの宿題は最後まで大切に取っておくタイプの人でした。


…そもそも、大学でなんで夏休みの課題なんか出すのよ…。


あ、そうだ。

ハッピーバースデーげどー先生&五円玉先生!

この二人、誕生日がまったく同じなんです。…とかいう個人情報。

興福寺の僧侶に、果心居士かしんこじという幻術師がいた。


いや、正しく言うと元、興福寺の僧侶である。


「幻術」という珍妙な技を操れたため破門された。


一時はあの織田信長に仕えようとしたこともあった。


しかし、幻術は絶賛されたものの仕官はならず。


徳川家康に会った時には、絵の中から船をだし、自らもそれに乗って絵に入ると言う、一休さんもビックリな技を披露した。


生まれた時代が違っていれば、二次元に会いに行くつわものとして一躍時の人となっただろう。


さて、こんな現実離れしたことばかりをやっていると、当然それを疑う者も現れる。


「わしは爪楊枝を猿沢池に投げて魚にしたんじゃ」


果心居士はそんな話をある男にした。


「なぁ果心居士さんよぉ。本当にそんなことができるのかよ?ここで見せてくれよその技を」


男は全く信じようとせず、果心居士の技が見たいと言った。


すると、果心居士は楊枝を取り出した。


「口を開けてみろ」


そう言うと、果心居士は男の口に楊枝を入れ、歯をそっとひとなでした。


すると、なんということでしょう。


男の歯は全て抜け落ちたのだ。


男は涙目で逃げ去ったのだった。


さて、そんな果心居士だったが、あるとき豊臣秀吉と会うことになった。


「秀吉さん、昔誰にも言えないような失敗したことあるっしょ?」


果心居士が切り出したこの話題。


秀吉の知られたくない黒歴史で、誰にも言っていないものだった。


これが秀吉の怒りを買った。


「貴様!言ってくれたな!死刑にしてやる!」


秀吉は果心居士を磔にしたのである。


「ほう。なら、これでどうかな?」


果心居士は軽く笑うと、次の瞬間には張り付けられていた姿はどこにもなく、代わりにネズミが走り去っていくのであった。


「あのネズミが果心居士だ!追え!」



秀吉が叫ぶも、そのネズミはトンビに連れ去られて追跡不能になった。


こうして果心居士は難を逃れたのであった。

何かと愉快な果心居士の逸話でした。


松永久秀との絡みは以前書いたので、それ以外の逸話を大放出です。


秀吉に殺されたっていう説と、ネズミになって逃げたって説があります。


私はネズミの方が史実だと思ってます(おい


では、五円玉先生の家に行くので!

今日はこの辺で。

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