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四百十四番槍 岩屋城の戦い最後の日

伊豆大島行ってきましたー。

いろいろ釣れて面白かったですよ!


帰ってきてさっそく信長の野望借りまして。


東北を制圧(笑)しました。

なんだか、東北はみんなお友達みたいになってます。


戦いを避けて同盟してったらいつの間にやら東北は敵がいなくなりました。

戦わずして勝つ。

どっかで聞いたセリフですが、たぶんこういうことではないと思います。

今まさに落ちようとしている、九州の岩屋城。


ここを死守しているのは高橋紹運。


大友家の筆頭ともいえる家臣である。


敵方島津軍は5万。


対する紹運は763の兵で迎撃することになった。


「もう良いだろ!降伏しろ!」


島津から降伏勧告が来た。


「おっと!ポツダム宣言はそうそう簡単には受諾できねぇな!」


紹運は勧告を無視した。


黒田官兵衛や立花宗茂と言った味方側からも降伏してくれと言われたが、それも突っぱねた。


「主君が栄えている時には従い、衰えれば裏切る。そんな奴は数しれないくらいいる。でもな!俺はそうじゃない!絶対に恩は忘れない!恩を忘れる奴は鳥獣以下だ!」


紹運は味方からの勧告にもそう言って聴かなかった。


そして、ついに開戦。


「このまま籠城していても勝ち目は無い!打って出るぞ!」


「ぅおー!」


家臣たちの士気は高かった。


紹運は城から出ると、島津軍に切り込んだ。


そして、ちょっと戦ってはすぐに退き、また斬りこみに行っては退き…。


これを繰り返し、ちょこまかと動いて確実に戦果をあげて行った。


しかし、多勢に無勢。


いつしか兵力は確実に削がれていった。


そして、迎えた最後の野戦。


紹運はこれまでの出撃と合わせ、一人で17人も討ち取っていた。


…限界だった。


島津は数に物を言わせ、城に流れ込んできた。


紹運も大太刀を振るって奮戦するも、もはや戦ではなかった。


「…みなよくぞここまで戦ってくれた!さらばだ…!」


城攻めから半月、紹運は切腹し、岩屋城は落ちた。



首実検の時、島津はあることに気付いた。


「そういや…紹運の軍はだれもこっち側に落ち延びてこなかったな…。全員見事に討死している…」


「紹運殿は、それだけ家臣に慕われていたのでしょう…。できれば、討ちたくなかったですね…」


敵方からも惜しまれる、紹運の死であった。

高橋紹運の最期でした。


少数の兵で籠る紹運に、島津は5回降伏勧告を出してるそうです。


味方側からは3回、計8回の勧告を突っぱねて戦うことを選びました。


正直、紹運死んだのは痛いですね。


生きてれば宗茂と並び立ったと思われるので、九州勢はもっと恐ろしいことになってたのではないでしょうか。


後々宗茂が墓を自分の領地に建ててたと思います。


敵国に置いておくのは忍びない、とか。


敵からも惜しまれる武将ってすごいですよね。

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