三百九十八番槍 鶴の汁
バイト先の社員さんが今日で移動でした。
次来る社員さんが最悪な奴だったらどうしようかと、内心ハラハラです。
前の人がいい人だったので、それだけに残念です。
そう言えば、この小説も気付けばもう400番槍目前ですね。
400個も逸話を書くのは楽じゃないっすね…。
なんかやりますかー…って言いたいんですが…。
ばっちりテストと被っていて、何も手を付けていない現状ではちょっと厳しいかもなのです。
テスト終わったら遅れる形でなにかやりましょうか。
ある日、安土城。
今日は織田信長の計らいにより、家臣たちの労をねぎらうための宴が開かれていた。
「今日の織田家の繁栄があるのは、ひとえにお前たちの活躍があったからこそである!これからもどうかよろしく頼むぞ!」
信長が家臣たちにそう声をかける。
とりわけ信長が声をかけていたのは、前田利家だった。
「槍の又左…。堤の上にはお前しかいなかった。それは今も昔も変わらないな。お前の活躍のおかげで、この織田家はここまでになった!ありがとう、これからも頼む」
信長から直々にお褒めの言葉をいただいたのであった。
それをみた他の家臣たち。
「俺もいつか利家様のようになってやる!」
みんな羨ましがり、そう誓うのだった。
「やめろよ~…照れるじゃないか」
その時、利家は照れ隠しのために鶴の汁をやたらたくさん飲んだ。
味がかなり気に入ったらしく、それはもうひたすら口に運んでいたのである。
その結果…。
「…おなか痛い。気持ち悪い…」
見事に下した。
それ以降、大好物だった鶴の汁にアレルギー反応を起こすようになり、食べるたびに体調を崩す利家であった。
なんか、暇つぶしにウィキペディアで前田利家の欄を見ていたら、「鶴の汁」という聞きなれないものが出てきたので調べてみました。
なんでも、鶴肉を具にしたお吸い物みたいな感じだそうですね。
鶴ってどうなの…?
あれは食べ物じゃないでしょう…。
この逸話、歴史的に鶴の汁が出てくる珍しい文献らしいですよ。
内容としては利家が調子こいて腹壊してトラウマになっただけなんですけどね(笑)