三百八十六番槍 俺も苦労してるというのに
夏に見るアニメが過去最高本数になりそうです。
普段から3本見れば多い方なのですが、夏は5本見ます。
ばらかもんだけは原作読者として見なきゃ!
日常系漫画は「よつばと!」か「ばらかもん」かと言われるほどの作品です。
どっちが好きって?
どっちも好きじゃダメですか?
黒田長政と馬が合わず、逃げるように飛び出した水野勝成は、極貧生活を強いられていた。
ついには食べる物にも困るようになり、人に食べ物を媚びるようになった。
媚びる相手も貧しい老婆。
「頼む…。残り物でいいから…食べ物を…」
飢えで苦しみながら老婆に懇願した。
すると、老婆は驚いたように勝成の顔を見た。
「あなたは…ただ者じゃありませんね!残り物なんて粗末なものは出すわけにはいきません。少々お待ちを」
そういうと、老婆は台所に引っ込んだ。
そしてしばらくすると、料理を持ってきたのだ。
手作りのきび団子と、糠みそから作った味噌汁だった。
勝成のためにわざわざ作ったのである。
「ありがたい…!いただこう」
勝成は料理を食べながら、しみじみと語った。
「この老婆でさえ、飢えで苦しんでいることは無いと言うのに、俺は無様だな…」
そして、働くことを決意した。
「この辺に仕事は落ちてないか!・ハローワークとか無いか!?」
聞かれた老婆は考え込んだ。
「ん~…。あ、ちょうど姫谷で陶器を作る仕事があるよ!」
「じゃあそこで働くわ!」
この時勝成がかかわった焼き物が、のちのち姫谷焼きとして知られていくのであった。
水野勝成の逸話でした。
誰?って思われる方も多いのでは?
大坂の陣で伊達政宗と一緒に後藤又兵衛を討ち取った人です。
黒田家を飛び出してからは浪人でした。
というか浪人を何度も経験してます。
懲りろよ…。