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三百八十番槍 お主のためにならないから

うまく行けばレポートが今日で終わりそうです。


いいえ、終わらせてから寝ます。


何時になるかはわかりませんが終わらせて見せましょう!


頑張ります!

織田信長配下に加わった黒田官兵衛は、播磨に戻った後すぐに豊臣秀吉に国内の情勢を知らせる手紙を書いた。


すると、秀吉はそれに喜び返事を書いた。


『勘兵衛、わしはお前を実の弟同然に思っているぞ!』


そんな内容だった。


その後、秀吉と勘兵衛は義兄弟の契りを交わした。


この時、恩賞の保障や出世の約束もした。




しかし、この約束。


一向に果たされない。


「どうしたんだ秀吉様は!私は弟同然ではなかったのか!なぜ約束が果たされない!?どうしたっていうんだ!」


勘兵衛は日に日に焦りを募らせ、秀吉の愚痴をこぼすようになっていた。


そんな時、秀吉の家臣である竹中半兵衛がやってきた。


「まったく!秀吉様が義兄弟の私の約束を聞いてくれないのだ!」


半兵衛にそう漏らした勘兵衛。


「義兄弟?ほぅ、その契約書を見せてくれないか?」


「いいよ!これがもううちの家宝になってて」


勘兵衛が語りだしたとき、半兵衛は思わぬ行動に出た。


その手紙を破いて火鉢に突っ込んで灰にしたのである。


「あー!!!!何してる!!!!!!」


これにキレた勘兵衛。


もう刀を抜かんばかりの激怒である。


「ふん。こんなものがあるから縛られて愚痴をこぼすんだ。お主のためにならない。ならいっそ燃やしてしまえ」


半兵衛にそう言われ、勘兵衛はハッとした。


思い当たる節が多すぎる。


この一件で勘兵衛は頭を冷やしたのだった。

大河ドラマでもありましたね、この逸話のシーン。


半兵衛と勘兵衛の友情の逸話です。


勘兵衛が愚痴るのを契約書を燃やすことで反省させました。


軍師としては半兵衛の方が一枚上手なような気がします。


そして、この前見た「歴史秘話ヒストリア」の勘兵衛と大河ドラマの勘兵衛が人物が違い過ぎて笑っちゃいました。


大河だと良い人として書かれてますが、史実をやるヒストリアだとなんか感じが悪かったですねー。


いや、まぁそんなもんなんでしょうけど。


では、レポートやるので本日は撤退!

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