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三百七十九番槍 印鑑の力

乙葉

「さーて作者さん。昨日はなぜ書かなかったんでしょうか~?」


あの…その…?


乙葉

「課題ですかー?レポートですかー?」


あの…。ぼくなつ2のリメイクのやつ買って調子こいてやってたら1時でした…。


乙葉

「レポートはいいんですかー?そもそもゲームやる時間あるなら執筆をですねぇ~」


レポート…うっ、頭が…。


乙葉

「ていうか、最近城行きませんねー。そろそろ次のお話書いてくださいよー!」


あー、レポート終わったらリクエスト書いてその後にバーッて書くよ!


乙葉

「新しいとこ行かないんですか?」


五円だまーに行こうって言ってみましたよ?この前。


乙葉

「え!?どこですか?」


えー…秘密。


乙葉

「なんでですかー!」


なんとなく…ね。

朝鮮出兵の際、加藤清正は朝鮮の王子を二人ほど捕虜として連れて帰ってきていた。


金官と日遥上人である。


捕虜と言っても清正はこの二人を丁重にもてなした。


朝食を出す際には、古来からのしきたりに乗っ取り、一つのメニューを出すのに一人に持たせた。


この日の朝食のメニューは二人合わせて60皿にも及んだ。


そのため、60人の家臣たちが集結し朝食を運ぶと言うのどかではない絵が出来上がってしまったのである。


「さぁ金管殿、日遥上人殿!朝食をお持ちしました」


清正は優しく声を掛けたつもりだったのだが…。


二人の王子は物凄い警戒した。


60人に迫られては無理もないかもしれない。


ついには弓を構えるまでに至った。


言葉も通じない状況。


清正は必死に状況を説明するがもはや無意味。


殺させる!


そう思った刹那、清正の脳裏に一筋の閃きが起きた。


「お、おい!紙と印鑑持って来い!早く!」


そう言って、家臣に持ってこさせた印鑑を紙に押して二人に渡した。


すると…二人は安心したような顔をして弓を下したのである。


「な、何をしたんですか?」


家臣が清正に聞いた。


「外国では、約束をするのに印鑑を使うことを思い出してな。これなら、もしかしたら意思の疎通ができるんじゃないか、と思ったんだ。いやぁ、うまく行って良かったよ」


こうしてその場は何とか収まった。



その後、清正は朝鮮でとらえた女性たちを逃がすことにした。


「いいか!お前たち、この捕虜たちの顔を見るなよ!もし節操のないことをしたらその場で切るからな!」


そう王子の前で言い放ってから解放したのだ。



その後、金官は自ら志願して清正に家臣になりたいと志願し、200石で召し抱えられた。


そして、清正が病死すると、後を追うといって切腹したのである。

虎も倒した加藤清正の逸話でした。


朝鮮出兵の捕虜に懐かれた逸話です。


実際、捕虜と言っていいのか…。


いや、捕虜なんですけど、扱いは非常に丁寧で大切にされたようです。


殉死するとはこれはなかなか…。


「清正の慈悲は仏のようだ」とまで書かれた感謝状が現存してます。


送り主は王子二人です。


相当大事にしてたんでしょうね。


金官もすごいですよね。


敵の家臣に望んでなる!


そんなに清正は気に入られたのでしょうね。

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