三百七十三番槍 家族か信者か
初めてスマホで書きました。
慣れないとなー・・・。
ネタがないと嘆いていたら、様々な貴重な助言を感想でいただきました!
心から感謝です!ありがとうございます!
あとはこれを私が形にしなければですね!
もちろんまだまだ逸話があれば教えてくださっていいのですよ?(笑)
いつだってネタのストックはありませんから!
「我、貴殿に謀反を起こす!」
荒木村重は、織田信長に対して謀反を起こした。
「ちょっ?え?やめましょうよ!」
家臣の高山右近はそう説得するが村重は聞くことはなく、家臣として仕方なく高槻城に籠城した。
すると、右近に戦う気が無いことを嗅ぎ付けた信長がやってきた。
「開城しろ!さもなくばキリシタンをこの城の前で磔の刑にするぞ!」
そう信長に脅された。
熱狂的なキリシタンである右近には、これは耐え難いこと。
「じ、じゃあ、信長に・・・」
「ならぬ!」
右近の決断を止めるものがいた。
父の友照である。
「村重のもとにはお前の妹と息子がいるではないか!見捨てるというならわしはここで腹を切る!」
そう言い出したのである。
「しかし!キリシタンは自殺すると地獄に・・・!」
「知るか!元よりこれが武士の習わし!」
家族を取るか、信仰をとるか。
右近は挟まれた。
信長か、村重かはどうでもよかった。
悩んだ末、右近は苦肉の策を取った。
「これから出家し、城主としての身を捨てる!」
出家した上で信長に降伏したのだった。
すると、家臣たちが行動を起こした。
城を明け渡したのである。
これに喜んだ信長。
「家族は絶対に助ける!領地も倍増してやる!だから出家を考え直してくれ!」
そう頼んだのだ。
「しかし、私は信仰を・・・」
「そこをなんとか!」
「わかりました」
こうして右近は信長の家臣となった。
高山右近の逸話でした。
利休七哲の一人です。
因みに荒木村重も入ったりすることもあります。
信仰と家族の命に挟まれながら究極の修羅場を駆けた右近。
結果としては最善だったのではないでしょうか?
父親の気持ちも分かります。
右近の苦境もわかります。
信長もきついこと言いますね。
村重が裏切らなければ・・・。
因みに右近の洗礼名はジュストです。