三百六十六番槍 徳ありておごらず
今日は織田信長の三男、信孝の誕生日ですね。
さて、昨日雹が降ってきてびっくりしました。
なんか5ミリくらいの氷がバーっと。
怖かったです。
さっきから同じ大学に入学してきた妹の友達から時間割の取り方教えてくれとラインが来てます。
時間割など半ば他力本願だった私には少々荷が重いです。
あの人は、徳ありておごらずだから…。
そう性格を表される武将、立花宗茂。
目前に迫る関ヶ原の戦い。
その戦いで西軍に付くか東軍に付くかで、家中は割れていた。
「我が立花家は西軍に味方したいと思う!」
宗茂はそう家臣たちに告げた。
それに驚く家臣たち。
「西軍に付いても勝ち目はない!」
ついには妻の誾千代にまでそう言われる始末。
「宗茂様!東軍に味方すれば褒美はおもうままとの知らせが届いております」
東軍の大将、徳川家康も宗茂とは対峙したくなかったのだ。
そこまで言われても、宗茂の気持ちは変わらなかった。
「我らは利害で動くのではない!武士たる者、義に従い動くのだ!恩のある豊臣方に味方するのだ!」
こうして、関ヶ原の戦いを迎えるも敗北。
大阪城に籠城して徹底的に抗うべきだと提案するも、それを聞き入れられずに帰国するのであった。
途中、戦の真ん中を突っ切って脱出した島津義弘と遭遇した。
「宗茂様!お父様の仇、今ここで果たしましょうぞ!」
ある家臣がそう言った。
宗茂の父は、島津軍に討ち取られているのだ。
しかし、宗茂はそれを拒否。
「ならぬ。敗走している、弱みに付け込むのは武士のやることではない!」
そう言って島津軍を見逃したのだった。
立花宗茂の逸話でした。
ジャンボザビーくんの中の人…と言って通じれば嬉しいなー。
バサラネタはさておき、義に熱い人柄だったことを伝える逸話です。
敗走している軍は攻めない。
恩がある方に付く。
武人ですねー!
徳ありておごらず。
素晴らしい人です。
誾千代までもが西軍に勝ち目無しと言っていたことが意外でした。
さすが武家の娘です。