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三百五十三番槍 任命責任もある

「なんで最近3日に一回ペースなの?」


すみれ

「なんかバサラがどうの…だってさー」


「あー…。こうなったら!誰か寄稿してもらえるように応援を要求する!」


すみれ

「でも、作者って埼玉県民だよ?」


「…?だから?」


すみれ

「積雪がやばいからって災害派遣の応援を要求しても、知事がどうせそん位大したことないだろって突っぱねちゃうようなところだよ?」


「じゃあ作者さんもどうせネタはたくさんあるんだろって突っぱねられちゃうね!実際無いのに」


すみれ

「まぁ、それで実際孤立した地域もあるし…作者も孤立するんじゃない?」


「突っぱねた人に文句言ってやるわよそうしたら!」


すみれ

「でも、その孤立した町はアニメファンとボランティアによって除雪が進められたから、この小説のファンがきっと助けてくれるよ!」


「…本気で言ってる?」


すみれ

「ファン…ははは…いるといいよね…」



時事ネタでした。

秩父の積雪は1メートルだというのに大したことないだろと応援を突っぱねた知事…許すまじ。

アニメファンって…何のアニメかはお察しです。


あ、私の家もカーポート壊れるくらいの雪が積もって大変でしたよー。


…なぜ今更雪の話してんだろ…。

「今日はみっちゃんの家で将棋、明日はさっちゃんの家で囲碁~」


毎日遊び歩くこの男。


名は桜井助左衛門。


稲葉家の兵糧を管理している。


勤務態度は至って真面目。


しかし、暇さえあれば友人のところへ遊びに行っているのである。


別にこれ自体は悪いことではない。


しかし、状況が変われば別である。


「殿!大雨により堤防が決壊!領内が水浸しで作物が…!」


「なんだと!?」


家臣からの報告を受けたのは稲葉一徹。


「兵糧の管理を任せた助左衛門は何をしておる!?」


「それが…」


その頃助左衛門は自宅にいた。


「畑が水没しとるー」


「まぁ俺今日非番だし大丈夫じゃねー?」


友人と酒を飲み、ベロンベロンに酔っていた。


それを知った一徹。


すぐに助左衛門を呼びつけた。


「お前は何をしとるんだ!軍で最も大切な兵糧がピンチだと言うのに酒を飲んで宴だぁ?しかも家から洪水の様子が見えたと言うではないか!」


頑固一徹、キレた。


「もうよい!後日処分を言い渡す!」


周りにいた者は皆死刑だと思った。


洪水のさなかに行った不謹慎極まりない行い。


死刑は免れないだろう。


しかし、実際は違っていた。


「助左衛門!お前は洪水の最中に不謹慎な行いをした。しかも洪水を見ながら酒を飲んでいた。これは決して許されることではない。しかし、普段は真面目によく働いてくれていることもまた事実。よって、50日間の謹慎処分とする」


これには助左衛門本人も意外だった。


さらに、一徹はこの後もう一言付け加えた。


「もとはと言えばわしもこの男を兵糧係に任命した責任がある。わしも3日間酒を断ち、食事も簡単なものにすることでこの責任を取ろう」


自分にも任命責任があるとして禁酒と粗食という罰を課したのであった。

稲葉一徹でした。


極刑にはしないで自分も任命責任を負ったそうですね。


頑固一徹!

自分のことにも責任を持つのです!


というか、洪水中に宴はまずいっしょ…。

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