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四番槍 東北の独眼竜2
今回は奥州筆頭のあの人パート2です。
ひえ~…
怖ろしや~…。
ここは奥州。
今日は楽しい能の見学会!
当然のことながら、奥州のあのお殿様もご出席。
能と言えば日本の伝統芸能!
観阿弥・世阿弥が完成させたアレ!
「それでは、始めさせて頂きます」
そう言って、能は始まった。
その能に見入った奥州の独眼竜、伊達政宗。
無事に、能は終わった。
「いや~!実に素晴らしかった!こんなに素晴らしい能は初めてじゃ!」
興奮気味に語る政宗。
「誠に素晴らしかった!是非もう一度やってはくれぬか!?」
政宗は俳優(能を演じた人)に頼んだ。
「いえ、能は一度しか出来ません」
「…死にたい?」
政宗は刀に手をかけた。
「…。やらせて頂きます」
俳優は、二度目の能を演じた。
伊達政宗は、能を見た後に「素晴らしかったのでもう一度見たい」と頼んだ。
すると、「一度だけしかできない」と断られた。
すると、「死にたい?」と能の演じ手に尋ねたらしいです。
能の演じ手はもう一度やって見せたらしいですが…。
恐ろしい男です…。
能の二回目断ったくらいで殺されちゃ命がいくつあっても足りませんわ…。