三百三十七番槍 軍師勘兵衛
タイトルからお察しですが、大河ドラマ一話放送記念です。
今年は「軍師勘兵衛」ということで、黒田官兵衛の逸話をどうぞ!
ある日、小寺政職は会議を開いた。
「我が小寺家は、どちらに着けばこの戦国乱世を生き残れるか?」
それが議題であった。
どちら、というのは、候補が二つ。
一つは、西の覇者、毛利輝元。
勢力や昔からのコネクト、元就時代からの堅牢さを考えると、もっとも無難で安定した選択肢。
もう一つは、最近出てきた若造、織田信長。
まだ若いが、それゆえ抜群の行動力もある。
将来有望だが、半分は賭け。
そんな選択肢だった。
「そんなん聞くまでもなく毛利ですよ!」
「そうだそうだ!」
家臣団はみんな毛利を推した。
しかし、一人だけ異を唱えた。
軍師、黒田官兵衛である。
「輝元は国元を動こうとしないので大軍を扱えないでしょう。それに比べて信長はあの今川義元を討ち取り、足利義昭を将軍にしました。今や信用は段違いです」
こう言ったのだ。
これにより、小寺家は信長に味方することになったのだった。
この後勘兵衛は伊勢参りの参拝を装って信長のもとへ行きました。
こうすると敵国を抜けるのが楽なんですよ。
そして、与えられたのが「へし切り長谷部」という名刀。
恐らく歴史ファンなら名前を聞いたことはあるかと思います。
この刀の逸話は次回にでもするとしましょうか。
と言うわけで、大河ドラマに沿ってみました。
私も第一話見ましたよ!
「江 姫たちの戦国」以来の大河です。
清盛と八重はスルーでした。
…戦国じゃないんですもん。