三百三十四番槍 気に食わない奴は蹴落とすまで!
明日からコミケですねー。
私は明後日行きますよ!
さぁ、念入りに準備をしましょうか!
「くっそー、忠隣め!幕府を牛耳りおって!いつかあの座を奪い取ってやる!」
そう意気込むのは本多正信。
当時、政権発足したての江戸幕府は本多正信と大久保忠隣が支えていた。
しかし、正信はこれを良しとせず、忠隣を失脚させたいと思っていたのだ。
そこである作戦を取ることにした。
「謀反の噂を立ててしまえばいい」
そう思いついたのだ。
当時77歳。
とんでもない老人である。
「おい、忠隣。家康様がお前のことを何やら悪く言っておったぞ。しばらく家康様には会わない方がいいだろう」
そう忠隣に言った。
もちろんウソである。
そんなことは知らない忠隣。
「マジで!?やばー…。そうするわ…」
暫くの間、家康と顔を合わせるのを控えることにした。
次に正信は家康のとこへいった。
「家康様、忠隣ですが、なにやら謀反の噂が…。どうやらあまり家康様に会いたくないようなのです」
「確かに、最近顔を見てないが…。そういうことだったのか!」
こうして、謀反の疑いを掛けられた忠隣は、領地を全て没収されて没落したのであった。
本多正信…なかなかに汚い老人ですね…。
当時は謀反の疑いを晴らすのは大変なことでしたから…。
逆に嘘だとばれると話を持ち込んだ方も危険ですし…。
いちおう…もろ刃の剣の手段ではあるんですよ。