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三百二十五番槍 繁栄の後は落ちるだけ

乙葉

「納豆ネバネバ平城京!」


鬨哉

「なんと綺麗な平城京!」


乙葉

「納豆の方が覚えやすいよ!」


鬨哉

「なんと綺麗なでしょ!あおによしとか言われてたんだから」


乙葉

「…ドラマ?」


鬨哉

「『鹿男あおによし』か。懐かしいな…。いや、青丹よし、つまり建物の青や丹…つまり赤が美しいという意味で…」


乙葉

「先輩はどっちで覚えました?なんとですか?納豆ですか?」


晴美

「私は…なんと納豆平城京だな!」


乙葉&鬨哉

「えー…」



皆さんはどちらで覚えましたか?


710年の平城京のゴロ合わせです。

ある日、前田慶次は農民の家に呼ばれていた。


なんでもこの農民、かなりリッチで、新築を建てたパーティをしたいというのだ。


そこに慶次も呼んだのである。


「今日は新築祝いだぜ!レッツパーリー!」


農民がそう叫ぶとともに、参加者たちは乾杯をした。


そんな盛り上がる中、慶次はスッと立ち上がった。


それを見て固まる一同。


なんと手には斧。


明らかに物騒な代物である。


「ど、どうしたんですか?慶次さん…?」


農民が恐る恐る聞いた。


「なに、新築祝いにめでたいことをしてやろうとおもってな」


これを聞いた農民はほっとした。


恐らくは斧を使った曲芸でも披露してくれるのだろうと思った。


しかし…。


「ハッ!」


「えー!」


農民は叫んだ。


なんと慶次は柱に斧を打ち込んだのだ。


一応繰り返しておくが、新築である。


「な、何するんですか!」


「いいか?絶頂まで行ったらあとは落ちるだけなんだ。今が頂点でなければこれよりもさらに上があるということ。だから、完璧なこの家に傷を入れて完璧ではなくし、今後の繁栄を祈ったんだ」


「はぁ…」


もっともらしいいたずらに、農民は返す言葉が見つからなかった。

前田慶次の逸話でした。

完璧なものはあとは落ちるだけ。

だから完璧でなくしてまだ上があるようにしてあげよう!というものですね。


日光東照宮の陽明門にもそんな理由で逆さにつけられた柱があります。


紋抜けてすぐ左の柱ですよ。


でも人の家に斧打ち込むのはどうでしょう?


というか、信知己祝いに斧持ち込んだところから反省文物ですよね(笑)


帰宅したのが11時半だったので焦って書きました。


誤字脱字あったらごめんなさい…。

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