三百十六番槍 大連続クエスト
なんか妹の彼氏とモンハンやることになりました。
なんだこの関係…。
やたら趣味が合う人みたいです。
世の中面白いですね。
それは、朝鮮出兵中の出来事。
陣中にいた島津義弘のもとに、豊臣秀吉から手紙が届いた。
「薬作るから、虎を一匹塩漬けにして送ってくれ」
そんな手紙だった。
「はぁ。虎一匹の狩猟。成功条件は虎一匹の狩猟。失敗条件は報酬金ゼロとタイムアップか…。厳しいクエストだな」
義弘はそう呟いたが、相手は天下人。
やるしかなかった。
さっそく兵を率いて山へ向かった。
しかし…。
「くそ!いない!エリア移動だ!」
「いない!移動だ!」
「移動だ!」
「いない…」
探しても探しても虎は現れない。
探し始めて丸二日。
諦めかけたその時!
「虎だ!虎がいるぞ!」
ついに虎発見。
睨み合いとなった。
「ペ、ペイントボールは!?」
「そんなものありません!私が仕留めましょう!」
そう言って前に出たのは安田次郎兵衛。
義弘の家臣である。
次郎兵衛は虎に向かって突撃した。
虎も怒って襲いかかる。
虎の飛びかかりをギリギリで避ける次郎兵衛。
刀を握りなおした。
しかし、この行動が隙を作ることとなった。
虎が噛み付きにかかったのである。
絶体絶命のピンチ。
かと思われた。
しかし…。
「今だ!カウンター突き!」
刀を振った。
次郎兵衛の刀は虎の口を見事に虎…捉えていた。
クエストクリアである。
しかし、呑気に喜んでいる時間はなかった。
もう一匹虎が現れたのである。
「くそ!乱入クエストだったのか!クエストリタイアだ!一匹で十分だ!」
もう一匹は追い返すことにした。
「鉄砲でビビらせろ!構えー!」
と言ったところ…。
雨が降ってきた。
これにより銃撃は不可能となった。
「ちっ!どうすっか…」
考えてるうちに犠牲者が出た。
噛まれた拍子に谷に落ちた家臣が現れたのだ。
さらには、足を噛み砕かれた家臣まで…。
「くそ!あのシマジロウめ!全力でやつをなんとかしろ!」
「よし!我らが行きます!」
名乗り出たのは二人の家臣。
福永助十郎と長野助七郎だった。
二対一なら圧倒的有利で戦えた。
虎は一瞬で仕留めることができた。
こうして義弘は秀吉に虎を二匹献上することができたのだった。
「すごいぞ義弘!まさか二匹も捕まえるとは…。さすが!天晴!こいつの脳は薬になるんだよー」
秀吉に絶賛された義弘だった。
モンハンネタだけで無理やり押し通した島津義弘の逸話でした。
虎を秀吉に献上した時の逸話ですね。
リアルモンスターハンターですわ。
一匹目狩ったら二匹目来たとか怖いですわ…。
虎と戦ったのは清正だけじゃないんです。
秀吉は虎の脳になんらかの効能を求めて食べてたみたいですよ。
なかなかにグロテスク…。
ここで言うことではないかも知れませんが、一応。
ツイッターの方、フォローありがとうございます!
きっとフォロワーさんが読んでくれていると信じて書いてみました。