三百十四番槍 反則はノーサンキュー
今日が三日目であることを忘れてました。
危なく更新を忘れるところでしたよ…。
地味に今忙しいです。
暇なフリしてますが。
プレゼン終わるまではちょっとだけ忙しいです。
「よしっ!小姓たち!この刀が欲しいかー!?」
「おー!」
ある日、織田信長が故障の前で刀を掲げてそう叫んだ。
「よろしい!ならばこの刀の紋の数をヤマカンで当ててみよ!もし当たったらこの刀を譲ってやる!」
「まじすか!?」
「本気でいこう」
信長の言葉に湧き上がる小姓たち。
みな刀を貰おうと本気になっていた。
と言っても、勘に本気も何もないのだが。
「さぁどんどん言って見よ!」
信長が煽る。
「3つ!」
「5つ!」
「11こ!」
オークションのような数当てが飛び交う。
「お蘭、お前も答えてみよ」
お蘭とは、小姓の森蘭丸のこと。
信長がいろんな意味で気にかけている若き小姓である。
なぜか意見を言わない蘭丸が気になったのだ。
蘭丸は信長へ言い返した。
「ボクは信長様が厠へ行っているときに刀を持っています。なので、紋の数も知っています。ボクはズルするのはノーサンキューです」
「ほー、さすがお蘭。この刀、お蘭にあげちゃう!」
蘭丸は信長から刀を譲り受けたのだった。
蘭丸の逸話でした。
さすが蘭丸!
よく見てますね。
よく気付く蘭丸ですから、刀の紋くらい知ってて当然だったのでしょうか。