三百十番槍 質素倹約!
二周年記念作品直前!
次の投稿は記念作品です。
因みに、上・下で分けます。
上は執筆完了してまして、約1万文字ちょいです。
下はやっと書き始めました。
これから上の前書き・後書きに入ります。
後書きは全逸話を紹介します。
これは長くなるぞ~…。
「うち野菜が足りないんですよね。ビタミン不足で口内炎が…」
「んじゃこれ食べる?」
「なんですかこれ?」
「ウリの皮。塩漬けにしたから食べれるよ」
黒田官兵衛は日頃から質素倹約を心掛けていた。
ゴミとなるようなものでもなるべく捨てないようにしていた。
使わなくなった家具は家臣にただ同然の値段で売っていた。
「そんな値段ならもうただであげちゃってもいいんじゃないですか?」
ある日、家臣がそんな質問をした。
「ん~、まぁそうなんだけどさ。それやっちゃうと、もらえる家臣ともらえない家臣で差別みたいになっちゃうじゃん。それに、家臣に与える褒美も価値がなくなっちゃうんだよ」
「そうですか」
そんな理由で、ただでは渡さないようにしていたらしい。
しかし、勘兵衛も金をつぎ込む時が来た。
石田三成が挙兵した時である。
この時ばかりはたくわえを全て使って浪人を雇うのだった。
しかし、重複して金を受け取る輩も出てきた。
「どうします?あいつ二回金受け取りましたよ?」
「まぁまぁ。節約してきたのはこういう時のためだし。変に問い詰めて士気が下がる方が困る。今回のような一大事だし、見逃してやろう」
「…わかりました」
そう言って、勘兵衛は浪人の二重受け取りを見逃したのだった。
黒田官兵衛の逸話でした。
質素倹約に勤めていたそうです。
ウリの皮まで食べる勘兵衛でしたが、緊急事態の時は惜しげもなく金を使ったんですね。
この辺は前田利家とは違いますね。
では、次は記念作品で会いましょう!
掲載は10月13日です。
まずは上のみ掲載します。