三百八番槍 臆病と思うなら努力しろ
活動報告の方ではすでに書かせていただきましたが、現在「日の本のお殿様」2周年記念作品を執筆中でございます。
テーマは「運動会」として、史実を交えて面白おかしく書きたいなと思います。
そこで、運動会の競技種目を大募集します。
現在、玉入れ・障害物競争・50メートル走は執筆完了です。
大玉転がし・二人三脚・リレー・組体操・騎馬戦は執筆予定です。
競技名・競技の説明をしていただければ幸いです。
多く寄せられればそれだけ作品も長くなります。
(寄せられた競技全部書く気です)
なるべく踊りとかよりも戦うタイプの方が欲しいです。
別に踊りでもいいんですけど、タイトル聞いても振付がわからん…ということがおきますので…。
学校独自の競技でも大歓迎です!
ご協力お願いします。
感想欄でもメッセージボックスでも活動報告でも、どこでもいいです。
よろしくお願いします。
カン、カンと剣と剣がぶつかり合う城内。
と言っても真剣ではない。
剣術の練習である。
それでも、やるときは本気。
怪我だってする。
持っているのは真剣ではないが、みな真剣に練習に取り組んでいる。
(うまいこと言った)
今日は見学として、幼い北条氏康が見に来ていた。
しかし…。
「うあああぁぁぁぁ…。血が出てるよ…?ひぃぃぃぃぃ…」
恐怖のあまり声すら出なくなってしまった。
「臆病な若殿様だなぁ…」
居合わせた家臣はみんなそう思った。
そんな噂は広まるのは早く、「若は臆病」というのは瞬く間に広がっていった。
「ううぅぅぅ…。こうなったら…仕方ないよね…」
そんな状況を恥と思った氏康。
父の短刀を勝手に持ち出した。
そして…。
「臆病とあっては北条の恥!死んでお詫びいたす!」
なんと自刃を試みたのだ。
この時点で臆病ではない気がする。
「だめぇぇぇぇええええ!」
教育係が慌てて止めた。
「死んでもしょうがないの!生きなさい!いい?大体ね、命というものは…」
命の大切さについて学んだ氏康。
次は勉強を教えてくれている以天宗清に会った。
「お前、臆病を恥じて自害しようとしたそうだな」
「はい…」
「ふむ…。臆病を自覚できるのは、大将の器が備わってる証拠だ。じつによろしい」
「え…!」
逆に褒めたのだった。
さらに、父の氏綱からも一言貰った。
「自分が臆病だとおもうなら、それを治すように頑張れ。そのために努力しろ」
「…はい!」
こうして、氏康は臆病とは正反対の猛将として育つのであった。
北条氏康の逸話でした。
前半はふざけて書きました。
すいませんでした。
臆病だった氏康が立派な武将に成長したんですからすごいですよね。
というか、絶対臆病じゃないですよね。
臆病な奴は自刃しようとはしませんって…。
血が苦手だっただけなのでは?
運動会の競技種目の件、お願いします!