三百六番槍 日の本一短い手紙
「3月のライオン」昨日の今日で買ってきました。
まずは2巻まで買ってみましたよ。
面白かったです。明日にでも続きを買ってこようかと思います。
昨日の前書きで気になるって書いたら感想いただいて、買うことを即決しましたよー。
そして!「水曜どうでしょう」2013年最新作が今日北海道で放送ですね!
さて、どこに行ったのでしょうか!?
私、祭会場で3夜まで見ておりますが、それでも内地での放送が楽しみです。
徳川家の陣中。
時は長篠の戦い前日。
敵は武田勝頼。
あの武田家である。
自分たちも命がある保証はない。
誰からともなく、妻に向けて手紙を書くことになった。
みんな何を書くな悩む中、家康の忠臣である本多作左衛門重次は筆を執るとさらさらと書きだした。
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
それだけ書いただけだった。
「お仙」とは後の越前丸岡城主となる、本多成重のことであり、幼名を仙千代といった。
馬は戦後の世を生き抜くために必須だった大切なもの。
単純明快でわかりやすい。
重次はそんな手紙を書いたのだった。
そして迎えた長篠の戦。
重次は奮闘した。
体には7か所の刀傷。
おまけに隻眼となった。
それでも生還した。
「重次。お前の武功、ここに評する」
家康はわざわざ重次の家を訪ね、感謝状と刀を贈った。
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
この手紙は、日本一短い手紙として後の世までずっと語り継がれることとなるのだった。
本多重次の逸話でした。
日本一短い手紙です。
ゆかりの地である福井県坂井市では、「一筆啓上賞」なるイベントをやってるみたいです。
お題に沿って、短い文を書く…のかな?
この重次、主君思いだったようです。
また別の機会に逸話を紹介します。